JRLテックログ

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ジャパン・リサーチ・ラボが提供する技術コンサルティング、人材育成、戦略策定、セミナー等の様々なコンテンツに関する情報を提供するブログです

セミナー:効率的、確実に目的を達成できる実験の考え方と具体的方法(20190620)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

モチベーションを高め自立的に部下を動かす指示の出し方

~スムーズに組織を動かし成果をあげていくための部下活用術~

 

【概要】

研究開発、商品開発などR&Dにおいて実験は必要不可欠なものである。そして、開発においてはスピードと効率性、確実性が要求されており、その実現を左右する最も重要なものの一つが実験であると言える。そのため、実験計画法などの研修や教育も行われているが、残念ながらそういった研修の多くは個別的なテクニックでしかないため、実務で使えないという声が多く聞かれる。
 最も必要とされる、実験ノウハウや、実験そのものの考え方、計画の立て方など、実験実務は現場任せ、本人任せとなっているのが実状である。そのため、それぞれが自己流で実験技術を蓄積していくため、レベルもバラバラで、部署として、会社としての蓄積も生まれない。その結果、人員間、部署間でのバラつきはもちろん、属人的となることで実験技術の継承が行われず、時間軸でのバラツキも生んでいる。
 本セミナーでは、従来のいわゆる統計的な手法としての「実験計画法」の進め方ではなく、実験そのものの考え方や計画の立て方、実験実務の進め方といった、根幹部分に重点を置いて、さらには、それらを如何にして教育、継承していくかという点についても詳細に解説する。

  

【修得知識】

・実験の考え方
・実験計画の立て方
・実験実務のノウハウ
・実験記録の方法
・実験ノウハウの継承

 など

 

【主な対象】 

・研究開発の実務担当者(若手、中堅)
・指導するリーダー、管理者
・新入社員、若手

など

 

【開催日】

  2019年6月20日 10:30~16:30

【会場】

  江東区産業会館

【受講料】

 49,800円(税込)

 

【主な内容】

1.【イントロダクション】
  1.1 実験と開発
  1.2 結果を成果へ
  1.3 実験、思考、分析
2.【実験の基本と心得】
  2.1 実験の種類
  2.2 実験の基本プロセス
  2.3 実験を始める前のポイント
  2.4 実験中の心構え
  2.5 実験終了後
  2.6 実験、研究の心得
  2.7 基本的な注意点
  2.8 時間管理
  2.9 実験が上手くいかない時
  2.10 実験の絶対的タブー
3.【実験シナリオの考え方】
  3.1 Howは行動の最後
  3.2 何が必要か
  3.3 何に使うのか
  3.4 開発シナリオと実験ストーリー
  3.5 実験ストーリーの考え方
  3.6 良くあるパターン
4.【目的と目標】
  4.1 目的(ゴール)の確認
  4.2 目的と目標
  4.3 目的の構成要素
  4.4 目標
  4.5 目標の条件
  4.6 判断基準
  4.7 目標設定のためのSMARTルール
5.【仮説思考による研究開発と問題解決】
  5.1 仮説とは何か
  5.2 仮説が必要な理由
  5.3 仮説の考え方
  5.4 仮説構築のプロセス
  5.5 仮説の変換
  5.6 仮説の精度と確度
  5.7 仮説→課題設定→計画
  5.8 2種類の事実
6.【実験を考えるとは】
  6.1 思考、作業の区別
  6.2 実験の検討要素
  6.3 実験プロセス
  6.4 構想フェーズの要素分解
  6.5 構想フェーズの可視化
  6.6 計画フェーズの可視化
  6.7 実験条件選定フェーズの可視化
7.【実験計画の考え方】
  7.1 計画の考え方
  7.2 シナリオメイク
  7.3 適切なマルチタスク
  7.4 タイムマージン
  7.5 可視化
  7.6 細分化、詳細化
  7.7 優先順位
  7.8 リソースマネジメント
8.【実験の考え方】
  8.1 実験条件の考え方
  8.2 実験計画法の意味
  8.3 実験の本当の意味
  8.4 実験を考えるとは
  8.5 プロセスの可視化
  8.6 構想の可視化
  8.7 実験方法の考え方
  8.8 実験パラメータの選び方
  8.9 実験マトリクスの考え方
  8.10 条件範囲の設定
  8.11 対照データの選び方
  8.12 結果の使い方
  8.13 結果 ⇒ 結論
  8.14 良くあるパターン
9.【情報・結果の収集方法】
  9.1 情報の条件
  9.2 情報の考え方、扱い方
  9.3 多面視点
  9.4 情報・結果・結論
  9.5 基本フロー
  9.6 文献の読み方と資料整理
10.【データの捉え方・解析のポイント】
  10.1 データ解釈における認知バイアス
  10.2 観点の重要性
  10.3 アウトライヤー
  10.4 情報次元の拡張
  10.5 数字(データ)の取り扱い
  10.6 5大解析視点+1
  10.7 データの伝え方
  10.8 実験情報とは何か
11.【実験誤差、精度の考え方】
  11.1 正確なデータを得るために
  11.2 AccuracyとPrecision
  11.3 真値と測定値
  11.4 信頼度要因を整理する
  11.5 信頼性管理
12.【実験ノートのまとめ方】
  12.1 実験ノートの役割
  12.2 実験ノートに書くべきこと(項目)
  12.3 修正・加筆・削除
  12.4 データの保存
13.【開発実験のための思考法】
  13.1 目的志向
  13.2 アウトプット志向
  13.3 仰望視点と俯瞰視点
  13.4 逆説的思考
  13.5 失敗からのリカバリ
  13.6 認知バイアスの罠
  13.7 目利き力
  13.8 ヒラメキの種
  13.9 アイデアの源泉
  13.10 イノベーションを生む発想と行動
14.【実験計画のための思考の道具】
  14.1 実験計画で用いる代表的フレームワーク
  14.2 フレームワークの使い方
  14.3 If then思考
  14.4 思考の拡張
  14.5 構成要素で考える
  14.6 アイデア生産の5ステップ
  14.7 情報整理
  14.8 要素分解
  14.9 概算力
  14.10 アイデアの評価
15.【コミュニケーションと情報発信】
  15.1 技術者の報連相
  15.2 Evidence & Story
  15.3 情報の共有
  15.4 二つのミーティング
16.【まとめ:研究者の心得】
  16.1 探究心と追求心
  16.2 企業の技術力のポテンシャル要素
  16.3 4つの基本力
  16.4 2種類の「カン」
  16.5 研究者の成功要素
  16.6 知識、経験と知恵
  16.7 実験の神髄
  16.8 研究開発フロー
17.質疑
 

成果を出すために必要な4つの能力(ドラッカーに学ぶ戦略思考)

 誰しも人生や仕事上で成功したいと望むものであり、そのためには成果を出さなければなりません。しかし、残念ながらこうすれば必ず成果が出せるという魔法のような方法はありません。しかも、時には運も必要になります。とはいうものの、これだけは持っているべき能力というものがいくつかあります。

 今回は、ドラッカーが挙げている、成果を出すために必要な4つの基本力について書いてみたいと思います。

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セミナー:研究開発部門における暗黙知(開発・実験技術)の可視化と技術継承(20190619)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

研究開発部門における

暗黙知(開発・実験技術)の可視化と技術継承

 

【概要】

 技術継承というと、どうしても生産技術にスポットが当てられがちですが、研究開発、特に実験技術の継承も大きな問題の一つとなっています。実験技術は生産技術のように定まった固定的なものではなく、ケースバイケースでその時その時に考えていくものであり、マニュアル化が難しいため、これまで実験技術の継承については、ほとんど触れられてきませんでした。しかし、スピードと効率化、人材の流動化が激しい現代においては、実験技術の継承も生産技術と同様に推し進めなければなりません。
 本講義では、特に実験技術にフォーカスして、技術継承の本質の理解と共に、発展的成長へと繋がる技術継承戦略の考え方、そして、その戦略を実現するための具体的方法(伝える内容、伝え方、技術の情報化)について、暗黙知形式知という考え方や行動心理学の考え方を取り入れて解説します。

 

【修得知識】

  ① 本来のあるべき実験技術の継承     
  ② 技術継承の考え方と方法      
  ③ 保有技術の可視化と情報資産化
  ④ 継続性と発展の両立     
  ⑤ 基盤人材戦略

 など

 

 

【開催日】

  2019年6月19日 10:30~16:30

【会場】

  リファレンス西新宿 会議室

【受講料】

 29,980円円(税込)

 

【主な内容】

1.実験技術とは
 1)実験技術とは何か
 2)生産技術との違い

2.技術継承と暗黙知
 1)継承とナレッジの共有化
 2)ナレッジと暗黙知
 3)暗黙知の定義
 4)暗黙知の構成要素
 5)暗黙知形式知にする
 6)2種類のカン
 7)テクニックをテクノロジー
 8)知識、経験と知恵

3.実験技術継承の目的
 1)開発・実験と継承
 2)なぜ継承するのか
 3)サスティナビリティー
 4)ダークスポットを作らない

4.なぜ継承が難しいか
 1)本質的課題
 2)現実的な現場の課題
 3)情報化の難しさ
 4)内面の可視化
 5)大いなる誤解の存在

5.実験技術継承における課題
 1)伝える側の課題
 2)受け手の不在
 3)責任と原因の帰属
 4)継承における心理的課題
 5)現場担当者任せの課題

6.継承プロセスとは
 1)顕在化とサイエンス
 2)テクノロジー化のポイント
 3)重要な顕在化の方法
 4)ヒアリングとインタビュー
 5)プロセスフロー
 6)トップダウンボトムアップ
 7)技術の可視化

7.実験技術継承のキーポイント
 1)技術継承とは
 2)経験知
 3)形式知化の向こう側
 4)手順の後ろにあるもの
 5)技術力の継承とは
 6)ノウハウ・技術以外に伝えるべきこと
 7)継承することの本質
 8)継承の内的プロセス
 9)伝えることの選別
 10)人を動かす伝え方
 11)新米、中堅、ベテラン
 12)継承≠コピー
 13)言葉の重要性
 14)業務化と期限、ゴール設定
 15)トップの旗振り
 16)バランス
 17)定期的な進捗管理
 18)二つの成長
 19)伝承者、被伝承者の「うれしさ
 20)技術は資産

8.継承を成功させる戦略
 1)経営戦略との整合
 2)継承のプロセス
 3)期間の設定と時間の確保
 4)優先順位
 5)ステップ継承
 6)分散・冗長化
 7)継承のPJ化
 8)継承マニュアル
 9)マニュアルの種類

9.実験技術継承の準備
 1)技術継承の意義の周知
 2)準備の重要性
 3)棚卸
 4)人選
 5)技選
 6)分類する

10.実験技術の可視化と継承
 1)より難しい警鐘
 2)実験スキルの分類
 3)実験操作の可視化
 4)マニュアルの統合
 5)実験プロセスの比較
 6)裁量バランス
 7)基盤力

11.その他基本技術の考え方と継承
 1)実験が上手くいかない時への対応
 2)実験の絶対的タブー
 3)何が必要か(データ、情報
 4)何に使うのか
 5)実験ストーリーの考え方
 6)計画の考え方
 7)実験方法の考え方
 8)実験パラメータの選び方

12.内面と啓蒙
 1)手順だけで終わらない
 2)ソフト要素
 3)納得
 4)啓蒙と納得
 5)関係者の納得
 6)技術だけではない

13.技術(ナレッジ)の可視化・情報化
 1)暗黙知の情報化とは
 2)外面(手順)の情報化
 3)パラメーターの可視化
 4)多元的収集と情報次元の拡大
 5)内面の情報化
 6)認識プロセスの可視化
 7)技術継承の方法(伝え方と教え方
 8)継承のパターン
 9)要素分解
 10)認知バイアスの罠
 11)徒弟制度
 12)OJTが機能しない理由
 13)正しいOJT
 14)良い訓練とは
 15)背景と理由
 16)ソクラテス式教育法
 17)以心伝心
 18)「動」で伝える

14.継承のためのコミュニケーション
 1)コミュニケーションとは
 2)Evidence & Story
 3)伝えたいこと、聞きたいこと
 4)質問の例
 5)全体イメージ(テーマ)の共有
 6)アフターフォロー

15.育成と継承
 1)事前教育
 2)オーバーラップ
 3)メンタリティー

16.まとめ(継承のゴール)
 1)継承の基本フロー
 2)育成と継承のサイクル
 3)記録と継承
 4)技術継承のステップ例
 5)開発、モノづくりへのフィードバック
 6)判断基準の設定
 7)継承だけで終わらない
 8)システム化
 9)非属人化の日常化
 10)その他のポイント
 11)継承プロセスの改善
 12)最後に

17.質疑・名刺交換

 

課題解決における問題の可視化(課題設定の方法)

 業務上の仕事の中ではもちろん、日常生活においても日々様々な課題、問題に直面して、その解決を行うことが必要となります。そんな中で重要だと言われていることに課題設定力と課題解決力があります。課題解決力は文字通り課題を解く力であり、知識や経験、思考力などが重要となるものであり、経験的にもイメージがある程度持ちやすいと言えます。一方で、課題設定力というのは馴染みも薄く、具体的にどういうことがイメージしにくい面があります。

 そこで今回は、課題設定力とはどういうものかという点について書いてみたいと思います。

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セミナー:技術・技能継承の考え方・進め方 (20190613)

下記セミナーを開催します。

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【タイトル】

暗黙知形式知化と認知科学による進化型技術継承

~上手く行かない理由は何かという技術継承の本質を捉え対策する~
~技術継承戦略の考え方とその戦略を実現するための具体的方法を解説~

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創造するとは何か(「新しい」を生み出すことの本質)

 企業が成長するため、事業を継続するためには絶えず新しいモノを生み出す、すなわち、「創造」が必要不可欠です。しかし、これだけモノが溢れ、あらゆることが実現していると言えるような世の中で新しいモノを生み出すことは本当に可能なのかという不安があるのも事実です。新しいことを思いついたつもりでも、どこかで誰かがすでにやっていたという経験をされた方は多いでしょうk。

 そんな状況を踏まえて、本当の意味での想像とは何か、ということについて今回は書いてみたいと思います。

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セミナー:研究者・技術者のための「技術プレゼンテーション」スキル向上(20190610)

下記セミナーを開催します。

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【タイトル】

研究者・技術者のための

「技術プレゼンテーション」スキル向上

 

 

【概要】

技術者、研究者のプレゼンにおいては、まず専門知識や技術、結果をわかりやすく説明する必要があります。ところが、“発信すること”に偏ってしまい“伝える”ことができず、せっかくの努力が日の目をみない状況を招いている方が多いです。

 本セミナーでは、技術プレゼンの特異性をふまえながら、単なる情報発信ではなく「理解させ、納得させ、人を動かすことができる」伝わるプレゼンの極意とノウハウを習得することができます。
 大手企業において数々の学会発表や講演を経験してきた講師が、技術者の視点から専門知識をわかりやすく伝えるコツを解説します。
 プレゼンに苦手意識を持つ方もぜひご参加ください。

  

【修得知識】

■ 研究開発の結果を成果にすることができるプレゼン力
■ 技術者に必要な伝わるプレゼン力、説得力、承認獲得力
■ 結果を成果に昇華するスキル

 など

 

【開催日】

  2019年6月10日 10:00~16:30

【会場】

  日本能率協会・研修室(大阪)

【受講料】

 53,000円

 

【主な内容】

 

1. イントロダクション

・プレゼンテーションとは

・技術プレゼンの3大型式

・プレゼンの3要素

・プレゼンの原則

2. 技術プレゼンの基本とコツ

・専門知識をわかりやすく

・テーマとゴールの明示

・ストーリーとロジック

・テーマの共有

・聴講者の立場、目的、要求を考える

・聴講者と価値観を共有する

・新規性と進歩性

・客観的事実と仮説・思考の伝え方

・結果とデータで伝える

・不安や緊張への対処

3. プレゼンを成功に導く準備

・段取り8割

・知→理→信で自分が信じていることを納得してもらう

・情報の取捨選択、ノイズの見極めと表現の工夫

・基本構成~伝えたいことをどこにもってくるか?

・対象者、会場、人数…によって戦法が変わる

・伝えるための練習法

4. 相手に伝わる技術プレゼンにするために

・イントロの重要性と条件

・情報構成と伝え方

・構造化で結果やデータの伝える

・図表説明の注意点

・ストーリー・ファクトで語る

・ロジックで納得させる

・考えや解釈の伝え方

・イメージを想起させる

・心に響くプレゼン

・目的に応じた構成の立て方

・プロセスの共有

5. プレゼン資料のわかりやすいまとめ方

・スライドの意味

・色、フォントの使い方

・イメージ化で文字や文章をわかりやすく表現する

・データの見せ方

・five line rule、three second rule

6. より良いパフォーマンスを身につける

・話し方とテクニック、ボディランゲージ

・「つかみ」と「間」

・聴講者にシグナルを送る

・そこにモノがあるように伝える

7. 相手とのコミュニケーションのコツ

・2つの共感

・寝ている人、攻撃的な人への対処

8. 質疑への対応法

・回答の基本姿勢

・否定的発言や想定外の質問が出たとき

・議論が堂々巡りになったとき

・その分野の専門家からの質問が出たとき

9. まとめ