JRLテックログ

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ジャパン・リサーチ・ラボが提供する技術コンサルティング、人材育成、戦略策定、セミナー等の様々なコンテンツに関する情報を提供するブログです

20190906セミナー(暗黙知の形式知化と行動心理による進化型技術継承の方法)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

暗黙知形式知化と行動心理による

進化型技術継承の方法

 

【概要】

 技術継承における2007年問題は誰もが知るところであるが、10年が過ぎた今でも技術継承に苦しんでいる企業が数多くある。この背景には、雇用延長や再雇用といったパッチワーク的でその場しのぎの対策による問題の先送りなどの方法論的な問題はもちろん、技術継承というもの自体に対する間違った認識がある。本来の技術継承とその目的は何か、何をどのように伝えなければならないか、そして、なぜ技術継承は難しいのか、上手く行かない理由は何かという技術継承の本質を考えなければ未来永劫同じ問題を繰り返すことになる。技術継承は単なる技術の引継ぎではない。
 本講演では、技術継承の本質の理解と共に、発展的成長へと繋がる技術継承戦略の考え方、そして、その戦略を実現するための具体的方法(伝える内容、伝え方、技術の情報化)について、暗黙知形式知という考え方や行動心理学の考え方を取り入れて解説する。

  

【対象】

 これから技術継承やその準備を始めようとしている、現在進めている、上手く行かないと感じている現場担当者から管理層、経営層が主な対象となります。

 

 

【開催日】

  2019年9月6日 10:30~16:30

【会場】

  東京・港区浜松町 芝エクセレントビル B1F KCDホール

【受講料】

 定価:本体45,000円+税3,600円

 

【主な内容】 

1.技術継承と暗黙知
 1.1 継承とナレッジの共有化
 1.2 ナレッジと暗黙知
 1.3 暗黙知の定義
 1.4 暗黙知の構成要素
 1.5 二つの「ワザ」:技能と技術
 1.6 知識、経験と知恵
 1.7 情報資産化
 1.8 サスティナビリティー

2.継承の目的
 2.1 なぜ継承するのか
 2.2 ダークスポットを作らない
 2.3 暗黙知の応用・発展
 2.4 継承と効率化・発展

3.なぜ継承が難しいか
 3.1 本質的課題
 3.2 現実的な現場の課題
 3.3 大いなる誤解の存在
 3.4 継承における心理的課題
 3.5 組織の課題

4.技術継承における課題
 4.1 伝える側の課題
 4.2 良き師とは
 4.3 責任と原因の帰属
 4.4 継承≠引継ぎ

5.継承プロセスとは
 5.1 テクノロジー化のポイント
 5.2 重要な顕在化の方法
 5.3 ヒアリングとインタビュー
 5.4 質問レベル
 5.5 4Q(4つの質問)
 5.6 質問における心得
 5.7 質問とは何か
 5.8 全体像の把握
 5.9 トップダウンボトムアップ
 5.10 技術の可視化

6.継承のキーポイント
 6.1 形式知化の向こう側
 6.2 技術の本質
 6.3 技術力の継承とは
 6.4 経験知
 6.5 ノウハウ・技術以外に伝えるべきこと
 6.6 継承の内的プロセス
 6.7 伝えること
 6.8 人を動かす伝え方
 6.9 新米、中堅、ベテラン
 6.10 ジェネレーションギャップ
 6.11 言葉の重要性
 6.12 業務化と期限、ゴール設定
 6.13 バランス
 6.14 二つの成長

7.継承を成功させる戦略
 7.1 経営戦略との整合
 7.2 継承の条件
 7.3 優先順位
 7.4 技術休眠
 7.5 ステップ継承
 7.6 増える技術への対応
 7.7 分散・冗長化
 7.8 継承のPJ化
 7.9 継承マニュアル
 7.10 マニュアルの種類

8.継承の準備
 8.1 準備の重要性
 8.2 目的と目標(ゴールの設定)
 8.3 目標の条件
 8.4 継承における目的と目標
 8.5 棚卸
 8.6 人選
 8.7 技選
 8.8 分類する
 8.9 選別

9.手順、スキル以外の伝えるべきこと
 9.1 手順だけで終わらない
 9.2 何をもって完成か(完了基準)
 9.3 職人の判断
 9.4 感性の情報化

10.伝えること(内面)
 10.1 ソフト要素
 10.2 啓蒙と納得
 10.3 特異点の重要性
 10.4 技術だけではない

11.技術(ナレッジ)の可視化・情報化
 11.1 暗黙知の情報化とは
 11.2 外面(手順)の情報化
 11.3 パラメーターの可視化
 11.4 生体情報の可視化
 11.5 情報化の基本プロセス
 11.6 数値化の方法
 11.7 内面の情報化
 11.8 認識プロセスの可視化
 11.9 わざ言葉
 11.10 伝えるための4尺度

12.情報の評価と解析
 12.1 情報整理
 12.2 構造化
 12.3 分解、結合
 12.4 独立性と相関性
 12.5 俯瞰視点と仰望視点
 12.6 プロセスとしての解析

13.技術継承の方法(伝え方と教え方)
 13.1 継承のパターン
 13.2 継承技術のブレークダウン
 13.3 認知バイアスの罠
 13.4 徒弟制度
 13.5 OJTが機能しない理由
 13.6 正しいOJT
 13.7 良い訓練とは
 13.8 ソクラテス式教育法
 13.9 以心伝心

14.継承のためのコミュニケーション
 14.1 コミュニケーションとは
 14.2 Evidence & Story
 14.3 伝えたいこと、聞きたいこと
 14.4 質問と意図
 14.5 アフターフォロー

15.育成と継承
 15.1 伝える側の教育
 15.2 事前教育
 15.3 オーバーラップ

16.まとめ(継承のゴール)
 16.1 継承の基本フロー
 16.2 育成と継承のサイクル
 16.3 記録と継承
 16.4 技術継承のステップ
 16.5 開発、モノづくりへのフィードバック
 16.6 システム化
 16.7 その他のポイント
 16.8 継承プロセスの改善

17.質疑
 

戦略策定の基本(我が社な何屋か)

 現代のような複雑な社会において事業活動を行っていくためには、ち密な戦略策定は必要不可欠であり、経営戦略、事業戦略、技術戦略など様々な戦略が立てられています。そのため、戦略策定のためのツールとして、PEST、3C、5-forceなど様々なものが開発されています。しかし、要因は複雑であり、単純にそれらの戦略ツールに則って考えるだけでは不十分であることがほとんどです。そのため、多くの企業で戦略策定と言っても、名ばかりで絵に描いた餅になっていることもしばしばです。

 そこで、今回は戦略策定に共通する基本となる考え方について書いてみたいと思います。

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20190807セミナー(アイデアの【創出】【評価・選択】【具現化】方法)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

~革新的新商品、新規事業を生み出す~
イデアの【創出】【評価・選択】【具現化】方法

 

【概要】

 新商品開発などの研究開発はもちろん、企画や制度改革といったあらゆる業務において、アイデア創出は全ての基本となります。良いアイデアが創出されてこそ、目的が達成されて、期待される効果を得ることができます。しかし、現実にはアイデア出しの教育などは誰も受けておらず、アイデアと思いつきの違いすらも区別されないまま実務が行われています。良質で良いアイデアとは何か、そのようなアイデアを生み出すためにはどのようなプロセスを用いるべきなのか、誰も理解しないまま、思いつきで物事が進んでいます。また、アイデア創出だけでなく、出てきたアイデアの吟味、評価も同様です。しかし、アイデア創出、アイデア評価には様々なテクニックやノウハウが存在します。
 そこで本講座では、良質な良いアイデアの創出からアイデアの評価、選択、具現化まで様々なテクニックやノウハウを伝授するとともに、豊富な演習によって習得し、実務での活用を実現します。

  

【修得知識】

 ①アイデアの出し方、考え方
 ②アイデアの評価、選択法
 ③アイデアの具現化

  など

 

【開催日】

  2019年8月7日 10:30~16:30

【会場】

  オームビル B1 ゼミルーム(東京 竹橋駅/神保町駅

【受講料】

 29,980円(税込・テキスト付)

 

【主な内容】 

1.アイデア創出の基本(事業・技術)
 1)アイデアとは何か
 2)アイデア出しの基本
 3)アイデア展開のパターン
 4)強み伝い
 5)展開・拡張
 6)俯瞰視点と仰望視点
 7)未来予想
 8)演習
 9)アイデアの源泉
 10)アイデアの基盤
 11)ヒラメキの種
 12)無意識の可視化
 13)ポジティブ思考
 14)イノベーションとは
 15)イノベーションを生む発想と行動
 16)イノベーションで新事業を産むためには
 17)3つの変革
 18)必要な要素
 19)新規性と進歩性
 20)成功の因子
 21)アイデアの評価
 22)アイデアの整理
 23)構造化
 24)分解、結合
 25)独立性と相関性
 26)チャンク思考
 27)具体的現実化
 28)演習
 29)質と量
 30)同質化の罠

2.目的と目標
 1)目的と目標
 2)目的の構成要素
 3)目標の条件
 4)判断基準
 5)目標設定のためのSMARTルール
 6)アイデア出しにおいては

3.仮説思考
 1)目的→ゴール、そして、仮説
 2)ゴール、アイデア、仮説
 3)仮説の考え方
 4)仮説の精度と確度
 5)仮説の精度を決めるもの
 6)仮説→課題設定→計画
 7)2種類の事実

4.情報の取り扱い
 1)情報収集の考え方
 2)情報の条件
 3)情報の価値
 4)情報・結果・分析のゴール
 5)Fact v.s. 主観、予想
 6)情報源

5.アイデアを多面的に見る
 1)多面視点
 2)情報の意味と価値
 3)認知バイアスの罠

6.アイデア評価と選択のための意思決定プロセス
 1)アイデアの選択
 2)意思決定の基盤
 3)意思決定の3条件
 4)Actionへのプロセス
 5)オプションの選択
 6)意思決定の要素
 7)意思決定の項目
 8)意思決定指標
 9)二つの脅威
 10)リスクマネジメント
 11)4つのリスク+1
 12)意思決定における個人と集団
 13)集団の弊害
 14)5つの議論の場

7.注意点、ポイント
 1)あれも、これも?
 2)いいな⇒困る
 3)「新しい」の落とし穴
 4)思い付きとアイデア

8.アイデア創出の具体的方法、テクニック
 1)思考のポイント
 2)イメージ化
 3)本当のフレームワーク
 4)If then思考
 5)アイデア創出プロセス
 6)構成要素で考える
 7)演習
 8)要素分解
 9)演習
 10)リボン思考(対策創出)
 11)思考の拡張
 12)ブレーンストーミング
 13)ブレストのポイント
 14)発散・収束と思考の幅
 15)アイデア生産の5ステップ
 16)アイデア生産の実際
 17)様々なアイデア発想法
 18)抽象化と具体化
 19)情報・思考の階層
 20)概算力
 21)SCAMPER法
 22)創造、拡張
 23)ランキング
 24)Fast Idea Generator
 25)フェニックスのチェックリスト
 26)ロジック、要素と逆走思考
 27)逆走思考
 28)反対視点
 29)逆説的思考

9.演習・ワーク

10.まとめと質疑

 

20190801セミナー(FT-IRの基礎と異物分析への実践応用テクニック)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

FT-IRの基礎と異物分析への実践応用テクニック

 

【概要】

 赤外分光法は研究・開発だけでなく、工場でのインライン評価などにも幅広く使用されています。
近年になって、ATR法を初めとした様々な測定法の開発や装置の改良によって、従来困難であったような試料も容易に測定が可能となり、基本的な測定手法としてその地位を確立しています。

 しかし測定が容易になったためか、とりあえず使う状況が生まれて実際のサンプルに直面した際、どう測定・解析を行うかが分からないことが増えてきました。残念ながら文献・教科書等では原理を解説するにとどまり、現場活用に軸足を置いたものは多くありません。

 本講座は、赤外分光法の原理だけではなく、よりアプリケーション寄りの内容、実務での赤外分光法活用を中心としています。
実際の分析操作やスペクトルの解釈、実際の分析において対象とすることの多い異物や混合物、様々な試料や目的への対応の方法、事例などについて、実務使用における測定技術や応用技術、コツ・ノウハウを解説します。

   

【修得知識】

・ FT-IRの基礎知識
・ 各種測定方法
・ スペクトル解析の考え方
・ スペクトルサーチのコツ
・ 異物分析テクニック

  など

 

【主な対象】 

主に研究、開発、技術部門の方で
・FT-IRの基礎から応用までを学びたい方
・異物分析のテクニックを知りたい方
・実践的知識とテクニックを修得したい方

など

 

【開催日】

  2019年8月1日 10:00~16:30

【会場】

  日本能率協会・研修室(大阪)

【受講料】

 53000円 (税抜き)

 

【主な内容】 

  項目 内容
1日
10:00~16:30

1.赤外分光法の基本原理と特徴

•分光分析における吸収の定義

•赤外分光の波長領域

•振動モード

•気体と液体・固体

•赤外分光法の長所・短所

•赤外分光法による評価

•主な検出器

•検出器の感度特性

2.代表的な測定法

•透過法

•全反射法(ATR

•反射法

•拡散反射法

•主な測定法のまとめ

•顕微赤外

3.赤外スペクトル

•赤外スペクトルの概要

•主な振動モード

•主な吸収帯

•赤外分光の構造敏感性

•指紋領域の利用

•カルボニル基の判別

•スペクトルサーチ

•スペクトルデータベース

•代表的検索アルゴリズム

•検索アルゴリズムの限界

•ヒットスコアの罠

•検索結果の間違い例

•スペクトルサーチのコツ

•差スペクトル

•混合解析

•オープンライブラリ

•系統分析

•スペクトルパターン

•帰属の考え方

•ラマン分光法との対比

4.定量分析

•検量線法

•検量線法が適用困難なケース

•ピーク強度比法

•誤差要因

5.大気成分補正

•窒素パージ法

•差分法

6.測定条件

(測定条件)

7.スペクトル処理

•ベースライン補正

•スムージング・補間

•ピーク高さと面積

•自動処理の注意点

8.混合物の解析

•混合物のスペクトル

•ピーク分離

•差スペクトル

ATR法における差スペクトル

•他手法との組み合わせ

9.異物・微小部

•顕微透過法

•マイクロサンプリングの検討

•顕微ATR

10.汚染・付着物

•差スペクトル

ATR転写法

11.黒色試料

(黒色試料)

12.高次構造

•結晶解析

•融解

13.FT-IRにおける注意点

(FT-IRにおける注意点)

14.事例

•フィルム上汚染

ポリイミドの表面処理層の深さ方向分析

•精密斜め切削法

•異物分析

15.実例

•シミ、変色の分析

•埋もれた異物のサンプリング

•顕微赤外を用いたPPフィルム中異物の分析

•付着物の分析(顕微IR、μ-MS)

•塗膜ハジキの分析

•PET/エポキシのIRスペクトル

LCDTFT基板上の欠陥分析

•マイクロ抽出法による分離分析

•薬液中の浮遊物の分析

16.その他のコツ・ポイント

(その他のコツ・ポイント)

17.まとめ

(まとめ)

 

ドラッカーの代表的な8大戦略

 戦略には様々な種類があることは皆さんご存知かと思います。有名なところでは、一時もてはやされた「ブルーオーシャン戦略」といったものがあります。また、戦略についての研究者も数多くおり、有名な例ではランチェスタードラッカーなどが挙げられます。戦略とは、何をどのようにするかという基盤となる考え方、基準となるものです。すなわち、戦略によって今後の進む方向が決まるのですから、大変重要なものであるということは容易に理解できます。

 そこで、今回はドラッカーの提唱する8大戦略について書いてみたいと思います。

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コスト管理の原則(如何にしてコストをコントロールするか)

 事業活動をしていく中ではいくつもの管理因子がありますが、その中でも全てに関わり、上位の重要要素と言えるのがコストです。現代のように市場の要求がシビアになって、かつ、競争も激しい中では如何にしてコストを低減するかは最重要経営課題の一つであると言えます。しかし、現場の声はすでに絞ったぞうきんを絞っても何も出てこないという悲鳴ばかりです。確かに、すでに様々なコスト低減努力がなされているのは事実です。とはいうものの、現実に目をやるとその雑巾の絞り方は正しいのか、本当に絞れているのか、絞るべきところを間違っていないかと感じられることも少なくありません。

 そこで、今回はコストというものについて詳しく見ていきたいと思います。

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