JRLテックログ

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蛸壺からの脱出(研究開発の停滞を解消する)

 研究開発や問題解決では実験などの作業も重要ですが、やはり考える時間、悩む時間も重要で、それなりに多くなります。色々な妄想を巡らせながら、想像、予想をしながら仮説を立てて、実験でそれを検証するというサイクルを回すことになります。

 

 しかし、そういったプロセスの中で往々にして起こるのが、「蛸壺状態」です。考えに考えて、アイデアを絞り出した結果、もうそれ以上は何も考えられない状態、思考が堂々巡りに入り込んでしまっているような状態です。人は考えれば考えるほど、どうしても視野狭窄状態になってしまい、思考の幅が狭まっていってしまいます。そのような状態に陥ると新たなアイデアは出てこず、研究開発や問題解決は停滞することになります。

 

 こんな時どうすれば良いでしょうか。

 

 もっとも簡単で効果的な方法は、一旦その思考の対象から離れることです。溜まっている事務仕事や書類作成、雑務を消化しても良いでしょう。また、大抵は複数のテーマを抱えていることが多いので、別のテーマに思考を切り替えるという方法もあります。いずれにしても、一旦思考の方向をずらして、脳の違う部分を使う、違う使い方をすることで、「思考のコリ」を和らげるのです。

 

 また、お茶を飲む、散歩をするといった、いわゆる「気分転換」も非常に効果的です。日本では勤務時間中にそういったこと(特に散歩など)をするのは好ましくないという文化があるように思われますが、タバコを吸う人の喫煙所に行くという行為も同じことで、それほど後ろめたさを感じる必要はありません。この気分転換の重要性は脳科学、生理科学的にもその有効性は証明されています。

 例えば、ご存知の方もおられるでしょうが、googleのラボにはあちこちにソファーや飲食物がフリーで置いてあり、ゲーム機まであります。そうやって蛸壺からの脱出を促しているのです。ただ、googleのやり方を真似れば良いわけではありません。googleの従業員は極めて優秀な人が多いので、そういう環境に置いたとしても自律的に行動することができる、時間管理、仕事管理ができるからです。何も考えずに真似をすると失敗に終わるので、自分たちに合ったやり方を考える必要はあります。とは言え、せめて日本でも、「ちょっと煮詰まってきたので少し散歩(気分転換)してきます」と気軽に言える文化は育ってほしいとは思います。

 

 いずれにしても、どのような方法であっても、ポイントは蛸壺から意識して抜け出すということが重要です。焦る気持ちもあるでしょうが、「急がば回れ」という言葉もある通り、遠回りをしているようで、決してそんなことは無いのです。停滞しているテーマからいったん離れるというだけで、決して遊ぶということではないのですから。

 

 研究開発、課題解決で蛸壺に入り込んでしまっている、そんな方は是非ジャパン・リサーチ・ラボにご相談ください。ご相談はこちらから。

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