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面接でなぜ自己紹介をさせるのか

 このブログをご覧いただいている方の中には採用面接をする側の方もおられるでしょうし、ほぼ全ての方が少なくとも一回は面接を受けているかと思います。

 

 そんなある意味身近な面接ですが、必ず実施すると言って良い定番のパターンがあります。それは、名前、学歴等の経歴などの自己紹介です。しかし良く考えてみるとこれらのパーソナル情報はすでに履歴書、エントリーシートの形で面接側には渡っているはずです。にもかかわらず、時間を使って聞くのはなぜかと不思議に思ったことがある方藻おられるのではないでしょうか。また、名前や経歴以外の、自己PR、志望動機などもすでに提出済みの書類に記載されていることがほとんどにもかかわらず、必ず聞かれます。これはなぜなのでしょうか。

 聞かれる側としての疑問でもありますが、聞く側としても考えたことはあるでしょうか。

 

 まず、いわゆる自己紹介部分ですが、一つは本人確認という意味があります。写真による確認も行いますが、自分の口で言ってもらうことでも確認しています。また、書かれている内容との齟齬が無いかも確認しています。齟齬のという意味では、自己PR等も含めて、提出書類全体との齟齬も確認します。また、自己PRや志望動機、入社後の希望などの文章として記載されているものについては、正確に齟齬なくその内容を言えるかどうかが特に重要です。履歴書やエントリーシートは時間をかけて考えに考えて書いており、「盛り盛り」の内容ということも少なく、自分の本心、言葉ではないこともしばしばです。そんな時には得てして「ボロ」が出て、齟齬が発生してしまうものです。そして、自分の本心や言葉でない場合には、関係する他の質問との間に矛盾が生じることもあります。そういったところの有無を確認して、本当の姿を見い出すのが面接の最も重要な目的の一つです。

 また、学部名や学科名、専門用語などを正確に適切に言えているか、略称等になっていないかで、相手の目線できちんと情報を伝えようとしているかを知ることができます。そして、話し方等の情報も踏まえて見ることで、面接によってパーソナリティー(性格)情報を面接で取得、確認することが可能となります。

 

 そして、もう一つ重要なことは、文章の行間に相当するような、細かなニュアンスや意図、思いといったものを聞き出すということです。どうしても、文章は体裁を整えているので、そういったものが消えてしまう、見えづらいと言ったことがあるので、その点を実際にその場で自分の言葉で説明してもらうことで確認することができます。

 

 面接では、聞く側も聞かれる側、このような背景を考えて、なぜその質問をするのか、その答えから何を知りたいのか、確認したいのかということを意識しないと全くの時間の無駄になってしまいます。漫然とみんな聞いていることを聞くというだけでは何も得られるものありません。従って、自己紹介や志望動機などの定番の確認事項はあるにしても、企業ごと、同一企業でも、部署や募集背景によって質問の多くは変わるはずです。にもかかわらずほとんどの面接は紋切り型の金太郎飴面接になっています。そんな状況なので、いわゆる面接本といったようなものまで出て来てしまうのです。

 

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