JRLテックログ

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何も教育されずに現場に放り込まれる可哀想な若手

 おかげさまで様々な場所で招待講演やセミナー、講演会をさせて頂き、そこでお声かけを頂いて、たくさんの方とお出会いをさせて頂いております。それぞれのパターンで参加者の数も数十人から200人以上まで幅広く、顔ぶれ、階層も異なっており毎回楽しみにしております。話す内容も様々で、会の主旨や他の講演者の方とのバランスを考えて様々なものを用意します。

 

 学会の招待講演などの場合には参加費が必要となり、専門的な内容や先端のトピックスなどが中心になることから中堅から管理職の方が多い傾向にあります。一方で、装置メーカーなどが主催されるユーザー向けのセミナーがあります。これも色々なパターンがあって、装置メーカーの技術者の方が自社装置の紹介をされるのがメインのものや、招待講演をメインにしているものなど様々です。いずれにしても、自社ユーザーへのサポートサービスの一環という面と営業活動の一環ということもあるのでほとんどは無料で参加できます。内容も、大学の先生の研究紹介から基礎的な話まで様々です。こちらの場合には、無料ということも手伝ってか、意外と若手、新人の方の参加が目立ちます。

 

 若手や新人の方はセッションの中では恥ずかしさもあってかほとんど質問などはされません(私としてはもっと積極的になって欲しく、また、そうしないと参加した意味が薄れると思っています)。ただ、セッションが終わった後のポスター会場や交流会(懇親会)では1:1に近いので意外と質問に来られたりして安心します。

 

 ただ、その時に毎回気になることがあります。無料ということも手伝って、どうも新人や若手の方の教育を兼ねて送り込んでいることが多いようです。それ自体は全く問題は無く、色々な勉強をするのは良いことだと思います。しかし、気になるのは本当に何も知らないままに送り込まれているケースが多い点です。〇〇スクールのように基礎学習をテーマしたフォーラムではありませんので、手法の原理や基礎的なところはあまり話には出てこず、実務応用や最先端のトピックスがメインとなります。そんなところに、テーマとなっている手法のことをほとんど知らないままに参加してもほとんど理解できず、質問すらできない状況になるのは容易に想像できます。

 

 問題は、自分たちでやるべき教育を放棄をして、無料だからと言って放り込んでしまうというやり方です。基礎的勉強をテーマにしたスクールでもない限りは、必要最低限の基本的な教育や、ある程度実務をこなしてして自分なりの理解もある状況で送り込むべきです。そうしなければ、いくら無料とはいっても時間の無駄になってしまいます。

 部下を送り込む側の方も、新人、若手の方も、時間の無駄にならないように、良く吟味して、考えて参加いただけると良いと思います。

 

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