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仮説構築力(仮説構築の方法、考え方)

 研究開発や戦略策定など様々な場面で仮説は極めて重要であり、私自身機会あるごとに仮説の重要性について話してきました。一方で、多くの方が仮説構築の難しさを実感されていると思います。そもそも仮説構築をどこから始めれば良いのか、どう考えれば良いのかが分からないという声も多数聞きます。そこで、今回は仮説構築力を決める要素をについて書いてみたいと思います。

  仮説構築において最も重要なことの一つは、「問題意識」、「課題意識」です。そこに問題や課題があると認識しなければ、それを解決しようという考えに至りませんから、当然ながらその解決のための手段である仮説構築というプロセスは思い浮かばないことになります。仮説構築においては、まず問題や課題を始めとした対象を詳細に理解することが始まります。それが問題である、課題である、といった考えるべき対象であるということを認識して初めて仮説構築はスタートします。従って、そのスタートがきちんとできていなければ仮説構築ができるはずもありません。

 そして、認識した課題について、何が問題なのか、どうしたいのか(ゴール設定)といった「課題の可視化」を行います。これによって、スタートとゴールを設定します。仮説構築とはそもそも、このスタート(現状)とゴール(成りたい状態)を結ぶルートを考えることに他なりません。従って、スタートとゴールが決まらなければそれを結ぶルートである仮説も構築できるはずはありません。

 

 そして、実際の仮説構築の段階において重要なことは、「引き出しの多さ」です。ここで言う引き出しは、知識や経験、様々な情報を意味しています。過去に似たようなことを経験したり、見聞きして知っていたりすれば、それらを参考にして予想することができ、仮説構築をスムーズに行うことができます。また、様々な情報は構築していく仮説の拠り所なって、仮説をを支えてくれることになります。

 

 また、もう一つ重要なことは、論理的な思考ができるかということです。仮説はあくまでも、過去の知識や経験、様々な情報を元にした予測でしかありません。極論すれば、妄想、絵に描いた餅と言えるようなものです。しかし、構築する仮説をそのようなレベルのものでとどめるのではなく、文字通りの「仮説」として成立させるものがロジック、論理に他なりません。当然、仮説ですから絶対に正しいかどうかは分かりません。しかし、少なくとも論理的筋道、ロジックが通っていれば正しいという可能性はカウントできます。

 

 これらを踏まえて、仮説構築力を敢えて式で表現すると

  仮説構築力=問題意識x引き出しの多さx論理力

と書くことができます。仮説構築をするときに思い出していただいて、何事にも問題意識を持って対峙して、常日頃から引き出しを増やすことを意識し、論理力を鍛える努力をしていただければと思います。

 

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