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大項目だけの計画(計画のあるべき姿)

 何かを実行するときには、その程度は別にして通常は何らかの計画を立てます。計画を立てるためには、ゴールを定めたり、ToDoを洗い出したり、リソースを整理したりなど様々なことが必要になります。計画なしに行動すれば、ゴールが定まらず、ToDoが発散し、目的は達成できません。このように行動の基準となる必要不可欠な計画ですが、予想以上にきちんと計画を立ててから行動するケースは少ないと言えます。

 そこで、今回は計画について書いてみたいと思います。

  サラリーマン時代に部下にあるテーマの開発を任せているときに、当然のことながら実験計画を作成してもらいました。求めた計画は2種類で、一つは開発期間である半年全体、もう一つは直近1ヶ月の具体的計画で、それほど大きなテーマではなく、教育も兼ねて比較的軽いテーマをアサインしています。しかし、提出されたものは予想とは全く異なるものでした。

 

 一言で言えば、あまりにも大枠のことしか書かれていませんでした。例えば、直近1ヶ月に関して言えば、今週は「調査・基礎検討」、来週は「基礎検討」、再来週も「基礎検討」と書かれているだけでした。具体的に何をするのかはもちろん、どんな目的を持っているのか、どんな結論を導こうとしているのかなど何もわかりません。これではいったい何を調査したり検討するのかもわかりませんし、1ヶ月間もどんな基礎検討するのかは不明です。

 直近1ヶ月の計画ですらこの状態ですから、半年の計画はさらに目を覆うような地謡でした。

 

 ここまでひどくは無くても、皆さんの中にも良く似た経験をされた方がいるのではないでしょうか。

 

 なぜこのようになるのか。最大の理由は、本当に全く何も考えられていない、1ヵ月間や3ヶ月間のイメージが全くないということです。ですから、調査や基礎検討とは書いていても実際に何をするかを言うことは全く考えられておらず、とりあえず、計画らしきものの形を作っただけということです。

 

 計画は、ゴールにたどり着くための地図です。従って、具体的でなければならず、目的、目標値、そして、それを実現するために何をするのかということが具体的に時間軸と共に定義されていなければなりません。これらが不明確なものは計画とは呼べません。

 

 ゴールにたどり着けるかどうかは計画で決まります。どれだけ具体的で緻密な計画が作成できるかで成功確率は大きく左右されます。PDCAにおけるPであり、研究開発においては、Pですべてが決まります。PがDCAを決め、PがきちんとできていればDCAは単なる確認、検証であり、粛々と決めた通りに実行するだけの作業に落とし込むことができます。

 

 スタートからゴールまでの「絵」が描けるような計画を作成しましょう。

 

 計画が上手く立てられない、計画倒れになるなど、計画でお困りの方はジャパン・リサーチ・ラボにご相談ください。ご相談はこちらへ。

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