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ものごと(仕事)が上手く行かない理由(失敗する8つのタイプ)その3

 仕事やその他、ものごと、やろうとしていることが上手く行かない、失敗するタイプについて、その1では「根性、精神論タイプ」と「完璧主義タイプ」、その2では「指示待ちタイプ」、「分析過剰タイプ」を書きましたが、今回は、「放しタイプ」、「個人主義タイプ」二つについて書いてみたいと思います。

 一つ目のタイプは、「放しタイプ」です。このタイプは、名前からはちょっとわかりにくいかもしれませんが、言いっ放し、やりっ放しなど、最後までやり遂げません。時にはとても良い発想で素晴らしい提案をするのですが、言って終わりで、行動を伴わないため成果に繋がりません。また、行動に移したとしても、検証しないために間違った方向に進んだり、発散して空中分解状態になってしまうこともしばしばです。最終的には、「彼(彼女)は口だけ」と言われてしまうようになってしまいます。また、周囲をその発言で惑わしたり、混乱させたりすることもあります。

 このタイプの特徴は、アイデア、発想どまりで具体的でなかったり、ToDoに落とし込めていなかったりということがあります。従って、このようなタイプを扱う時には、必ず発想を具体化する、すなわち、ToDoに落とし込むところまで議論して、かつ、そのToDoを誰がいつまでにやるのかという具体的計画にまで具現化することが重要です。

 

 二つ目のタイプは、「個人主義タイプ」です。このタイプは、独り善がりで全てを自分で抱え込もう、自分の手の届く範囲、コントロール下に置こうとする傾向があります。また、往々にして自分が一番分かっている、適していると思っていることも多く見られます。しかし、往々にしてその思いとは裏腹に能力が付いてきていなかったり、能力以上に抱え込んでしまって頓挫してしまいます。そして、時には周囲を自分の手足のように勘違いしてしまったり、横柄な言動で、結果として望むと望まざると関係なく孤立してしまうことも少なくありません。また、気を付けなければならないのは、このタイプは自分のテリトリーと決めた範囲に他人が干渉するのをとても嫌う点です。

 このタイプと一緒に仕事をするときには、まず、それぞれの役割と責任範囲を明確にすることが重要となります。そして、情報共有、共同作業のルールを明確に決めて、コミットメントを取ることも有効です。また、良かれと思っても彼(彼女)のテリトリーと決めた(認めた)範囲には、全体に対しての影響を抑えるためなどよほどの理由が無い限り立ち入られないようにすることも円滑な関係を維持するポイントになります。

 

 今回は、これら「放しタイプ」、「個人主義タイプ」の二つを解説させて頂きました。次回以降残りの2タイプについて解説を続けていきます。

 

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