JRLテックログ

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ジャパン・リサーチ・ラボが提供する技術コンサルティング、人材育成、戦略策定、セミナー等の様々なコンテンツに関する情報を提供するブログです

20200122セミナー(確実に成果を生む実験結果の活用と 実験ノート(記録)の取り方)

下記セミナーを開催します。

お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

確実に成果を生む実験結果の活用と
実験ノート(記録)の取り方

 

【概要】

 研究開発においては、適切な実験方法を考えることはもちろん、適切なデータ解析や現代では知財化、権利化が必須であり、そのためには記録が重要となることは言うまでもない。加えて、チームや社内における情報共有、開発本人の思考のためにも記録は必要不可欠である。また近年は様々な機器類の発達で実験データを得ることが容易になってきている反面、無計画に実験を行ってデータを積み重ね、日々増えていくデータに溺れてしまっている状況が生まれている。目的に合わせて実験を計画してデータを取得して解析し、それらを記録、まとめるといった様々なことを正しく行なわなければならない。

 しかし、残念ながら大部分の企業、開発現場ではこういった実験の考え方や、実験結果の解析、記録の残し方、実験のノートの書き方などの実験実務に関する教育はほとんど行われていない。そのため、各自が我流の方法に頼っており、人員間、部署間でのレベルのバラつき、共有性の欠如といった問題、そして、最悪の場合権利化におけるevidenceと成りえないような状況まで生まれている。

 本セミナーでは、このような状況を打開して、確実に結果を成果へと昇華させる、より効率的な開発を実現するために必要となる、実験の考え方、実験データの解析から、記録、そして、まとめ方を、基本から様々なケース、対象について、特に実験ノートに代表される記録に重点を置いて詳細に解説する。



セミナーでは、特に技術者の方が無駄をなくし、効率を上げることで時間を生み出すための時間管理の方法を詳細に事例を交えながら解説します。
若手の方はもちろん、ご自身の仕事の仕方を見直したい方や、働き方改革のご担当者の方のご参加もおすすめです。

  

【対象】

主に研究、開発、技術部門の方で
・研究開発の実務担当者(若手、中堅)
・指導するリーダー、管理者
・新入社員、若手技術者

  など

 

【修得スキル】

・実験の考え方
・実験計画の立て方
・実験ノートの書き方
・記録の使い方
・情報整理

など

 

【開催日】

  2020年1月22日 10:30~16:30

【会場】

【受講料】

 49,500円 税込み

 

【主な内容】 

1.イントロダクション
 1.1 実験と開発
 1.2 実験とは何か
 1.3 開発とは何か

2.実験の考え方
 2.1 計画の考え方
 2.2 シナリオメイク
 2.3 時間の重要性
 2.4 リソースマネジメント
 2.5 実験条件の考え方
 2.6 実験計画法の意味

3.実験の基本、心得と実験ノート
 3.1 実験の基本プロセス
 3.2 実験を始める前のポイント
 3.3 実験中の心構え
 3.4 実験終了後
 3.5 実験が上手くいかない時
 3.6 良くある失敗パターン
 3.7 実験の絶対的タブー

4.実験ノート
 4.1 実験ノートとは
 4.2 実験ノートの役割
 4.3 実験ノートに求められること
 4.4 実験ノートに書くこと(項目)
 4.5 実験前に書くこと
 4.6 実験中に書くこと
 4.7 実験後に書くこと
 4.8 書き方のルール
 4.9 定性的情報、状態情報の記録
 4.10 リアルタイム
 4.11 データ・情報の整理、保存
 4.12 名前の付け方
 4.13 電子データの保管
 4.14 実験ノート・記録の使い方
 4.15 修正・加筆・削除
 4.16 付箋の使用
 4.17 機器出力シート
 4.18 写真の活用
 4.19 参考資料
 4.20 アドバイス
 4.21 ちょっとしたコツ
 4.22 記録、証拠としての保全
 4.23 絵コンテノート
 4.24 実験シート例
 4.25 表紙とインデックス
 4.26 最初の2ページ
 4.27 実験テーブルの作成
 4.28 ノートの例
 4.29 ページの使い方
 4.30 ノートの選択
 4.31 ノートのサイズ
 4.32 実験ノート以外の記録
 4.33 チェック
 4.34 データの保存

5.データ解析
 5.1 視ること
 5.2 データ解釈における認知バイアス
 5.3 観点の重要性
 5.4 アウトライヤー
 5.5 情報次元の拡張
 5.6 解析・解釈
 5.7 データの伝え方
 5.8 数字(データ)の取り扱い
 5.9 5大解析視点+1
 5.10 データと解析の記録

6.研究開発のための思考
 6.1 計画と考察のための考え方
 6.2 目的志向
 6.3 アウトプット志向
 6.4 仰望視点と俯瞰視点
 6.5 逆走型思考の併用
 6.6 メタフィールド思考
 6.7 逆説的思考
 6.8 失敗からのリカバリ
 6.9 認知バイアスの罠
 6.10 目利き力
 6.11 ヒラメキの種
 6.12 イノベーションを生む発想と行動
 6.13 思考プロセスの記録

7.コミュニケーションと情報発信
 7.1 結果は伝わってこそ成果になる
 7.2 コミュニケーションとは
 7.3 技術者の報連相
 7.4 伝聞と報告
 7.5 ミーティング

8.仮説思考による研究開発と問題解決
 8.1 仮説が必要な理由
 8.2 実験の本当の意味
 8.3 実験を考えるとは
 8.4 仮説の考え方
 8.5 仮説の精度と確度
 8.6 結論の条件
 8.7 仮説モデルの構築
 8.8 仮説→課題設定→計画
 8.9 2種類の事実

9.今後の流れ

10.まとめ:研究者の心得
 10.1 企業の技術力のポテンシャル要素
 10.2 4つの基本力
 10.3 2種類の感
 10.4 研究者の成功要素
 10.5 知識と知恵
 10.6 実験の神髄
 10.7 研究開発フロー

11.質疑

報連相における注意点、ポイント

 別稿報連相における、報告、連絡、相談の違いについて書いていますが、実際の業務の中では、これらの使い分けだけでは不十分と言えます。自分の考えさえ入れていればよい報告ではないこと、なんでもかんでも相談すれば良いというわけではないことは容易に理解できるかと思います。報連相とは言うなれば情報を軸としたコミュニケーションであると言えます。

 そこで、今回は報連相の意味だけでなく、コミュニケーションという視点も交えながら注意点やポイントについて書いてみたいと思います。

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20200115セミナー(技術者のための報告書・レポートの作成テクニック)

下記セミナーを開催します。

お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

技術者のための報告書・レポートの作成テクニック

~分かる・伝わる・納得できる文書を実現させるストーリーの組み方、情報の伝え方~

 

【概要】

 出張報告や技術レポート、論文など日常業務の中で文書は無くてはならないものであり、文章の出来の良し悪しで成果に対する評価が変わると言っても過言ではありません。しかしながら、基本的には文書に書き手が帯同して説明するようなことは無いので、文書は独り歩きするものであることが前提となります。従って、意図と異なる伝わり方がするような文書を作成することは、読む人の誤解を招き、トラブルを引き起こすリスクを秘めています。このように、文章作成は業務、企業活動において極めて重要なものであるにもかかわらず、ほとんど教育の機会が無いのが現状です。仮に何らかの教育があったとしても、いわゆる日本語の教育に終始しており、文章そのものの教育を実施している企業はほとんどありません。つまり、文章作成においては高校生までの知識で止まっているということになります。
 そこで本講座では、正しい日本語の使い方、文書の構成、ストーリーの組み方といった文書作成の基礎から、伝えたいことが伝わる、分かりやすい、読みやすい文章の実現といったコツについても詳細に解説します。

  

【対象】

主に研究、開発、技術部門の方で
・文章作成が苦手な方
・部下の文書を添削、チェックする管理職の方
・日常的に文書作成をする必要のある方
・より分かりやすい、伝わる文章を書きたい方

  など

 

【開催日】

  2020年1月15日 10:30~16:30

【会場】

 RYUKA 知財ホール(東京 新宿駅

【受講料】

 31,000円(税込・テキスト付)

 

【主な内容】 

 1.【イントロ:報告書、レポートとは】
 1)意義
 2)報告書とは
 3)そして、報告書は
 4)3大文書
 5)伝聞と報告
 6)報告型の分類
 7)演習
 8)報告書の3要素
 9)意識すべきこと

2.【報告書の基本(コツ・ポイント)】
 1)目的在りき
 2)演習
 3)ゴール
 4)テーマと期待
 5)ペルソナ
 6)演習
 7)ペルソナの読心
 8)演習
 9)伝えたいこと
 10)テーマを共有する
 11)構造的であること
 12)ストーリー性と論理性
 13)論理性の付加
 14)論理とは
 15)ストーリーとは
 16)ストーリーの組み立て
 17)論理性と理解の基盤
 18)報告書、レポートの基本構成
 19)全ては説明されている事
 20)要点の明示
 21)前提条件(背景)を共有する
 22)レベル合わせ

3.【文書作成の手順】
 1)演習
 2)文書作成フロー
 3)要点スタート
 4)ピラミッドストラクチャー
 5)トップダウンピラミッドメイク
 6)ボトムアップピラミッドメイク

4.【報告書を成功に導く準備】
 1)テーマの一般化
 2)伝えたいことは何か
 3)取捨
 4)知→理→信
 5)書き出し&ランク付け
 6)見合った根拠
 7)マインドマップ
 8)フローチャート
 9)シナリオ絵コンテ
 10)ワンフレーズ化
 11)偉大な先人

5.【伝わる報告書】
 1)伝わってこそ成果
 2)全てが決まるイントロの書き方
 3)神は細部に宿る
 4)ストーリーで語る
 5)ロジックで納得させる
 6)考えの伝え方
 7)具体化と抽象化
 8)情報階層
 9)3態変化
 10)イメージ想起
 11)要約と対比・例示・置換
 12)演習
 13)小結論
 14)見出し-結論

6.【文章の基本】
 1)文章力とは
 2)簡潔に
 3)つなぎ語
 4)接続詞
 5)句読点の打ち方
 6)文章の印象
 7)用語の統一
 8)冗長的表現
 9)二重否定
 10)ストレート文化
 11)連続同意語
 12)連続表現
 13)曖昧表現
 14)接続後の範囲
 15)近接配置
 16)副詞による予告
 17)「~は」と「~が」の使い分け
 18)詳細≠分かりやすい
 19)日本語の乱れ
 20)カタカナ言葉
 21)その他

7.【文章の構造】
 1)見出し
 2)3パート構成
 3)起〇〇結
 4)ピラミッドストラクチャー
 5)ストーリーロジックの構成
 6)ロジックの矛盾
 7)情報の構成
 8)前提条件を共有する
 9)報告型報告書の構成
 10)教育型報告書
 11)承認型報告書
 12)基本構成
 13)事例:研究報告書の構成要素
 14)構成要素
 15)イントロ(背景)で重要なこと
 16)構成の例(問題対策)
 17)方法で重要なこと
 18)結果で重要なこと
 19)考察で重要なこと
 20)結論で重要なこと
 21)良くあるパターン

8.【様々な表現方法】
 1)曖昧表現
 2)図表のルール
 3)データの伝え方
 4)グラフの工夫
 5)トリック
 6)グラフは、
 7)情報、データの読み方

9.【文書のチェック(推敲)】
 1)推敲のポイント
 2)主語-述語
 3)推敲タイミング
 4)推敲者
 5)その他の推敲のポイント
 6)分かりやすい文章にするために
 7)引用

10.まとめと質疑

11.演習振り返り

正しい報連相の方法、仕方

 企業で仕事をしていると、いくつか耳にタコができるほど聞かされる言葉があります。例えば、報連相、PDCA、KYなどなどが挙げられます。もちろん、この他にも企業ごとに独特の言葉というものも存在します。そんな中で、報連相は特によく耳にする言葉の一つと言えます。

 そこで、今回は報連相について、正しい実行の方法を書いてみたいと思います。

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どうやって相手の意思、考えを変えるか(説得の方法)

 交渉はもちろんのこと、会議の場や日常生活においても、相手の意思や考えを変えたいと思う状況がしばしば起こります。そんな時に必要となるのが「説得」です。しかし、他人の意思や考えを変えることは容易なことではありません。無理やりに力づくで、立場を利用してという方法もありますが、これでは結論を無理やりに自分の都合の良いように決着させただけで、医師や考えを変えたとは言えません。相手に納得してもらい、好意的、自発的に協力を得ようとすれば、このような方法が適していないことは明らかです。

 そこで、今回は力づくではない方法で相手の意思や考えを変えたいときにどのような考え方をすればよいかについて書いてみたいと思います。

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20191216セミナー(技術者のための時間管理・計画策定)

下記セミナーを開催します。

お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

技術者のための時間管理・計画策定

 

【概要】

技術者のみなさんにおかれましては、業務の難易度があがり、量も増えていく中、いわゆる「働き方改革」を求められ、時間の使い方に苦慮している方も多いのではないでしょうか?
一般的に言われているタイムマネジメント、業務効率化は、長時間の拘束を要する自分の業務には適用できず、困っているという相談を受けることも多いです。

これからの働き方は、無駄をなくし、密度を濃くすることで時間効率を高めていくほか方法はないのですが、日常業務を見ると実験に無駄な回り道が多い、結論が出ない無駄な会議が多すぎる・・・など時間の効率化という観点が欠けていると言わざるをえません。

セミナーでは、特に技術者の方が無駄をなくし、効率を上げることで時間を生み出すための時間管理の方法を詳細に事例を交えながら解説します。
若手の方はもちろん、ご自身の仕事の仕方を見直したい方や、働き方改革のご担当者の方のご参加もおすすめです。

  

【対象】

主に研究、開発、技術部門の方で
 ・無駄だとわかっていても効率化できていない方
 ・効率的な計画が立てられないと悩んでいる方
 ・時間管理の方法がわからない方
 ・業務改善や働き方改革のご担当者

  など

 

【修得スキル】

・ 時間密度を上げる方法 
・ 無駄を見つけて解消する方法
・ 時間を生み出す方法  
・ 効率的な時間管理法
・ 業務の効率化

など

 

【開催日】

  2019年12月16日 10:00~16:30

【会場】

 大阪(日本能率協会 研修室)

【受講料】

 50000円  税抜き

 

【主な内容】 

プログラム

  項目 内容
1日
10:00~16:30

1  時間管理とは

・業務における「時間」とは

・時間管理要素

2  時間管理の基本とポイント

・優先順位

インパクトファクター

・イシュードリブン

ボトルネックシーク

・タスクの抽出、分解

・リソースマネジメント

・時間の生み出し方

3  目的と目標

・時間管理における目的、目標の意義

・判断基準

・目標設定のためのSMARTルール

4  仮説思考による研究開発と問題解決

・仮説が必要な理由

・仮説の精度と確度

・仮説→課題設定→計画

・2種類の事実

5  シナリオを考える

・Howは行動の最後

・何が必要で、何に使うのか

・よくある破綻のパターン

6  計画の考え方

・タスクから計画へ

・計画設定のためのSMARTルール

・シナリオメイク

・タスクの分別と割付

・イレギュラー対応

・マージンタイム

7  知っておくと役立つポイント、コツ

・時間価値を上げる

・細切れ時間

・作業と思考

・集中型タスク

・計画の緻密さ

8  時間管理手法

GTD 計画実行の3R

・実行フェーズノチェック

・ステージゲート

9  時間管理のための思考法

・目的志向、アウトプット思考

・思考のポイント

・ロジックの条件

・目利き力

10  コミュニケーションと情報発信

・時間管理とコミュニケーション

・報告のルール

11  部下の時間管理

・時間がない?

・指示の出し方、指導の補法

12  事例

(1) 実験を計画する

(2) 会議を実施する

13  まとめ、質疑応答

(まとめ、質疑応答)