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深く、深く考える(アイデアの出し方、考え方)

 アイデア出しやディスカッションなど様々な場面で意見を求められる、発言しなければならないことが多々あるかと思います。特に、新商品や新規事業の構想段階や、何らかの課題解決のための対策会議などでは様々なアイデアを出すことを求められます。こんな時皆さんはどんなふうに思考を巡らしているでしょうか。

 

 考えに考えても良いアイデアが出ないこともあれば、少し考えたところでこれはというアイデアが思い浮かぶこともあるでしょう。確かに、ふっと、神が下りてくる瞬間というのがあるかもしれません。しかし、通常はそういう時は注意が必要です。大抵の場合、5分で思いつくようなアイデアは、他の人も5分で思いつくレベルのものでしかありません。

 

 5分で思いついたアイデアでも中には素晴らしいものもあるかもしれません。しかし、そういったケースでは課題設定の段階ですでに他を凌駕しているものです。いわゆるコロンブスの卵に類するものであり、課題設定の発想ですでに勝敗が決まるというパターンです。このようなケースでは、課題設定に大きな時間が割かれているはずです。

 

 また、本当に神が下りてくる瞬間というのも確かにあります。良く言われるのは、お風呂の中や、お布団の中などでリラックスしているときです。確かに、長い時間考えに考えて絞り出した感覚は無いかも知れません。しかし、実際にはその状況になるまでの間に長い時間その問題を頭の中で何度も何度も反芻しており、無意識のうちに考えてしまうレベルになっていることがほとんどです。すなわち、考えていないようで熟考ているのです。それを認識しているかどうかだけの問題です。

 

 このように考えると、「アイデアを絞り出す」という言葉がある通り、アイデアを考える時、何かを考える時には絞り出すように深く、深く思考することが必要だと言えます。現代はアイデアの良し悪しが勝敗を決める度合いが増しています。一方で、様々なことが検討されて、考えつくされた状況にあるとも言えます。言うなれば、誰も思い付ないようなアイデアが必要とされており、かつ、アイデアは出し尽くされているのです。従って、もうこれ以上何も出ないと感じたところからが考える本番であると言えるかもしれません。

 

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