商品開発や技術開発では、どんな商品や技術を開発するかというアイデアやコンセプトがスタートラインとなります。これらの起点となるものとして、ニーズ志向やシーズ志向といったマーケットアプローチが開発部門には必須です。そして、ニーズ志向はもちろん、シーズ志向と言えどもユーザー、すなわち、マーケットを無視することはできません。
そこで必須となるのが言うまでもなくマーケティングです。しかし、研究開発部門を始めとするものづくりの現場はマーケットから最も遠く、かつ、マーケティングという意識が希薄と言えます。さらに、多くのケースでマーケティングとは市場調査であるという大きな間違った認識となっています。ここには、多くの書籍やセミナーが個々のツールの解説を個別に解説するだけで終わっているためにその本当の意味が分からず、実務でどう活用するかは分からないという背景があります。
本講座では、開発プロセス視点、ものづくりの現場視点でのマーティングをどのように進めていくかということを含めて考え方と方法、テクニックについて、前半ではそれらの解説、後半では実務を想定した実務実践型演習でマーケティングの実務を修得します。
実施日 | 2024年9月25日 10:30-16:30 |
実施方式 | Web配信(Zoom) |
受講料 | 税抜き49800円(税込み54780円)、テキスト付 |
講師 | ジャパン・リサーチ・ラボ 代表 博士(工学) 奥村 治樹 |
主な対象 |
・マネジメント層 ・リーダー ・プロジェクトマネジャー、リーダー ・開発部門担当者 ・企画部門担当者 など |
修得できること |
・マーケティングの理解 |
受講者の声
前半(午前) 【イントロダクション】 マーケティングとは何かという基本から、ベースとなるものづくり、開発プロセスと、それらに対するマーケティングとの関係、位置付け、役割について解説します。 【マーケティングとは】 改めて、マーケティング、マーケティング理論の基礎から詳細に整理しながら解説します。 【マクロ視点マーケティング】 社会、経済、トレンドといったマクロ経済視点でのマーケティングプロセスの解説を代表的なツールやテクニックについて、それらの関係性と共に解説します。 【マクロから顧客、そして、商品へ】 大きな流れであるマクロから、具体的な行動やアウトプット(商品)に繋げるための、具体的顧客、ニーズ、リソースといったミクロ経済視点でのマーケティングプロセスの解説を代表的なツールやテクニックについて、それらの関係性と共に解説します。 【顧客行動分析】 マーケティングにおいて主役とも言える顧客をどう捉えて解析、可視化して、ニーズを生み出すための理論、ツールやテクニックについて解説します。 【マーケティングフロー】 個々のマーケティング理論やツールの位置付けや関係性を整理すると共に、それらをどう組み合わせてどのように使い、同マーケティングを進めていくかという実務プロセスについて解説します。 【その他の補足】 ここまでのセクションで解説していない、マーケティングにおける注意点や重要なポイントなどについて補足を含めて解説します。 後半(午後) 【演習ワークショップ】 絵に描いた餅のような演習のためのテーマではなく、実際の実務で想定される内容をテーマとしてワークショップ形式の演習で、前半で解説された内容を使用しながらその使い方やマーケティングプロセスを実体験をもって修得します。 【まとめ】 質疑 |