皆さん「五ゲン主義」という言葉をご存知でしょうか。
問題解決、開発など様々な場面で重要になる五つの「ゲン」を言います。
- 現場
- 現物
- 現実
- 原点
- 顕在化
これらを五ゲンと言います。
現場は、どこかのドラマでありませんが、事象は会議室で起きているわけではありません。現場百回という言葉もある通り、まずは現場を確認して、現状を把握する、ベンチマークを行うことが必要不可欠です。
現物は、ファクト、事実と言い換えることが出来ます。すなわち、創造の中で考えたり、議論するのではなく、確固たる事実(ファクト)である現物をベースに進めていかなければなりません。予想や推定も必要ですが、これらをベースにしたり、重ねると間違った思考に陥ってしまいます。
現実は、常に現実を見据えて考え、判断するということです。すなわち、到底実行できない、いわゆる現実的でないことをいくら考えても意味はありません。途中プロセスには創造や予想、推定が入ったとしても、少なくとも最初と最後はリアルの世界でなければなりません。
原点は、初心に帰るという言葉もある通り、行き詰ったりしたらスタート地点に戻るということです。そして、もう一つの意味は、ゼロベース思考、すなわち、先入観や思い込みに左右されないという意味もあります。
最後の顕在化は、可視化、見える化と表現することもできます。すなわち、ある時点で見えているもの、分かっていることが全てではないと常に考えて、掘り下げることが大切です。
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