JRLテックログ

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責任もプライドも無いサポートの闇

 昨年秋にHP(ヒューレットパッカード)のデスクトップを購入しました。ただ、その後、トラブル続きでうんざりしています。

 

 それらの原因の土台はHPが独自にプリインストールしているセキュリティーソフト等が関連しています。

 

 最初に起きたトラブルは、原因不明の警告をBIOS保護のためのHPのセキュリティーシステムであるHP Sure Startが出すというものでした。もちろん、セキュリティー上の問題は一切ありませんでした。で、サポートに問い合わせると、最初の答えは、「HP Sure Start」を無効にしてくださいというものでした。その回答に至る中で、一切状況の確認や原因追及のためのプロセスはありませんでした。大々的にホームページでもHPの売りとしてPRしており、こちらもそのセキュリティーの高さに期待して選択しています。にもかかわらず、問題がありそうなら無かったことにするというやり方は、企業の方針としては甚だ疑問です。

 結局この件は、マザーボードの交換ということなったのですが、別の問題(交換品のMBが立ち上がらない、しかも、さらに別のものに変えても)が起きて解決せず、何か分からないうちに警告が出なくなり、元のMBに戻すという釈然としない結果になりました。

 

 で、最近になって、HP Sure crickが原因でトラブルが起きました。で、サポートの答えは、MBの時と同じでアンインストールしてくださいでした。釈然としないまでも、近いうちにアンインストールしようと思っていたので、アンインストールして解決しました。

 

 ところが、今度は、HP Sure Senceというこれもセキュリティー関連のアプリが、正常なファイルを隔離しました。しかもそのファイルは、HP製アプリのファイルです。要するに、自分たちで自分たちのファイルをご認識しているのです。意味が分かりません。その後数日して、また何を考えたか、隔離したファイルを復元しようとして失敗しました。もう意味が分からなくなり、サポートに問い合わせました。すると、またしても何が起きているか、原因は何かということは抜きにして、HP Sure Senceをアンインストールしてくださいという答えでした。さすがに、このマッチポンプな状態は納得できないので、原因は何かというと、隔離されたファイルがこちらが勝手にインストールしたファイルではないかと疑い始めました。しかし、HPのホームページにそのファイルがHP製アプリに関係するものであると判断できる情報が出ています。ところが、サポート担当はそれを知らず、自分たちには関係ないというスタンスで進めようとします。で、ちゃんと調べてほしいというと、結局HP製アプリのものであるということが確認できました。お粗末な話です。

 これについては、現在も原因等は不明です。

 

 他のHP製アプリも挙動不審なものがあります。ただ、ここまでで分かったことは、売る時には大きな声でアピールしているにもかかわらず、何かあればアンインストールしてくださいというやり方であるということです。要するに、自分たちの製品、行動に責任もプライドも無いと言えます。修正する、改善する、バグを取るという考えはなく、都合の悪いものは無かったことにする、臭いものには蓋という考え方の企業だということです。

 

 もう二度とHPの製品は購入しないと思います。