JRLテックログ

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生産性の向上の本質とは何か

 生産性を向上して競争力をアップするというようなことがあちこちで聞かれます。しかし、その中身を聞いていくと、多くのケースでコストダウンという言葉に帰着していることが見られます。確かに、コストダウンは生産性向上のプロセス、方法の一つではありますが、決してそれだけではありません。

  本来の生産性の向上とは、

いかにして、inputを少なくして、outoputを多くするか

ということです。

 

 すなわち、

 1)より少ないinputで同じoutoputを得る

 2)同じinputでより多くのoutoputを得る

ということになります。

 

 ここで言う、inputの代表が広い意味での「投資」、すなわち、投下資産であり、一般的にはコストということになります。そのため、前述の1のケース(より少ないinputで同じoutoputを得る)に相当するコストダウンが生産性向上の代表選手となっているのです。

 

 しかし、当然のことながら生産性向上が全てコストダウンに帰着するというわけではありません。2)のケース(同じinputでより多くのoutoputを得る)に相当する、プロセスの改善による効率化というのも生産工場の代表選手の一つです。また、効率化も一般的に行われる直接的な現場意改善だけでなく、ルールや制度、システムを改革することで、結果として効率化を実現するという方法もあります。さらには、付加価値の向上によってoutoputの価値を向上をすることによる生産性改善ということも考えられます。

 

 生産性向上は、事業活動においては必要不可欠なものです。しかし、単純にコストダウンに帰着するのではなく、様々な視点から考えることが重要です。

 

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