下記セミナーを開催します。
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【タイトル】
【概要】
実験技術は固定的なものではなく、ケースバイケースでその時々に考えるべきもので、マニュアル化は難しいと考えられています。したがって実験技術の継承については、これまでほとんど触れられてきませんでした。しかし、スピード化、効率化、人材の流動化が激しい今日においては、重要な課題の一つとして注目を集めています。
本セミナーでは、特に実験技術の技術継承における本質を理解し、発展的成長へつなげるための技術継承戦略について、暗黙知・形式知といった考え方や行動心理学の要素を取り入れながら解説します。
受講者の声
・技術継承の本質は見えない領域にある、これをどう伝えるかが重要であることがよく理解できた。
・自部門での技術継承の取り組みの考え方の参考になりました。
・継承のキーポイントと実験計画・方法の考え方について、職場をイメージしながら学ぶことができてわかりやすかった。
・継承は残すだけでは意味がなく、使い続け発展・拡張し続けなければならない。
・現状形式知すらできておらず、経験知はなおさらできていない。継承するものの本質、背景、考え方が特に開発で重要
ということがわかった。
【修得知識】
□ 本来あるべき実験技術の継承
□ 基盤人材戦略
□ 保有技術の可視化と情報資産化
□ 継続性と発展の両立
など
【開催日】
2018年7月27日 10:30~16:30
【会場】
日本能率協会・研修室(大阪)
【受講料】
53,000円(税込/テキスト付)
【プログラム】
1. 技術継承と暗黙知
・ 継承とナレッジの共有化
・ テクニックをテクノロジーに
・ 情報資産化
2. 実験技術継承の目的
・ なぜ継承するのか
・ サスティナビリティ
3. 実験技術継承における課題
・ 伝える側の課題
・ 受け手の不在
・ 責任と原因の帰属
・ 継承における心理的課題
・ 現場担当者任せの課題
4. 継承プロセスとキーポイント
・ テクノロジー化のポイント
・ 重要な顕在化の方法
・ プロセスフロー
・ 技術の可視化
・ 手順の後ろにあるもの
・ ノウハウ・技術以外に伝えること
・ 継承の内的プロセス
業務化と期限、ゴール設定
5. 継承を成功させる戦略
・ 軽視戦略との整合
・ 期間の設定と時間確保
・ 優先順位とステップ継承
・ プロジェクト化、マニュアル
6. 実験技術継承の実際
・ 実験プロセスの細分化
・ 実験スキルの分類
・ 作業、思考の区別
・ 流儀(個性)の整理
・ 裁量バランス
・ 動作の継承
・ 実験プロセスの比較
・ 実験条件、実験操作
7. 内面と啓発
・ 手順だけで終わらない
・ ソフト要素とは
8. 技術(ナレッジ)の可視化・情報化
・ 外面(手順)の情報化
・ パラメーターの可視化
・ 多元的収集と情報次元の拡大
・ 内面の情報化
・ 認識プロセスの可視化
9. 情報の評価と解析
・ 情報整理、構造化
・ 独立性と相関性
・ 直感的、感覚的で良い?
・ プロセスとしての解析
10. 技術継承の方法(伝え方と教え方)
・ 継承のパターン
・ 継承技術のブレークダウン
・ 認知バイアスの罠
・ 正しいOJT
・ コミュニケーション
11. 育成と継承
・ オーバーラップ
・ メンタリティ
まとめ ~継承のゴール~