下記セミナーを開催します。
お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。
【タイトル】
接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法
【概要】
接着技術は様々な用途、場面で用いられており、文字通りの接着はもちろん、メッキや塗膜などの膜形成も接着技術の応用と言えます。
材料特性や製品性能を左右するのが接着技術であり、接着技術を支配することはあらゆる分野の基盤であると言えます。また、接着と表裏一体で扱うべきが「剥離」です。接着や剥離現象を制御するためには、その表面や界面の状態や構造・特性を把握することが必要不可欠ですが、その重要度にもかかわらず、表面や界面の真の姿を知ることは容易ではありません。
本セミナーでは、接着・剥離のメカニズムとその制御における表面・界面の真の姿を知るためのアプローチ法と分析、解析の方法を中心にして、事例も交えながら詳細に解説を行います。
【対象】
・ 研究・開発・技術部門の方
・ 接着技術に関わる技術者の方
など
【開催日】
2019年9月30日 10:00~16:30
【会場】
日本能率協会・研修室(大阪)
【受講料】
53,000円(税抜き)
【主な内容】
項目 | 内容 | |
---|---|---|
全1日 10:00~16:30 |
1. 接着に支配される現代社会 |
(接着に支配される現代社会) |
2. 接着とは |
•接着と粘着 •接着を生む力 |
|
3. 接着を支配するもの |
•接着・剥離を支配するもの •表面を支配するには •表面が関わるその他の現象 •接着関与因子と評価法 |
|
4. 接着・剥離分析の考え方 |
•接着解析の分類 •接着分析のパターン •接着過程の解析 •剥離箇所の特定 •剥離原因の分類 •正常品分析の難しさ |
|
5. 表面とは |
(表面とは) |
|
6. 問題解決アプローチ |
•剥離の観察 •剥離状態の解析 •複合要因の分離 •加速試験 •アプローチの例(位置、サイズ) |
|
7. 樹脂/金属の接着 |
•金属/樹脂の接着パターン •相互作用・反応の様式例 •金属基材の前処理 •接着不良要因 |
|
8. 不良解析 |
•剥離解析ファーストステップ •界面剥離の場合 •層内剥離の場合 •接着不良の場合 •不良対策 |
|
9. メカニズム解明 |
(メカニズム解明) |
|
10. ケーススタディー |
•今後の注目領域 •シランカップリング反応 •シランカップリング基材表面の解析法 |
|
11. 表面分析成功のキーポイント |
•接着剥離分析≒表面・界面分析 •試料の取り扱い |
|
12. 代表的分析手法の使用例 |
•オージェ電子分光法による界面評価 •TOF-SIMSによる表面化学構造評価 •FT-IRによる硬化挙動の解析 •SEM、TEMによる界面の観察 •EPMAによる表面処理の評価 •走査型プローブ顕微鏡による評価 •μ-TAによる評価 •接着(剥離)強度評価 |
|
13. 接着界面の分析 |
•接着における界面の重要性 •界面の形成,分類 •界面における課題 •界面分析のフェーズ •イオンエッチング法 •XPSによる深さ方向分析(角度変化法) •角度変化ATR法 •精密斜め切削法 •新しいアプローチ |
|
14. 解析の実例 |
•PI/Cu/Si接着界面の解析 •接着前処理層の深さ方向分析 •UV表面処理による構造変化の深さ方向解析 •UV照射によるオレフィンの構造変化 •XPSによる紫外線照射PIの解析 •気相化学修飾法 |
|
15. 仮説思考による研究開発と問題解決 |
(仮説思考による研究開発と問題解決) |