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時間を有効に活用する方法(時間の可視化)

 世の中には不公平や不平等と感じられることがたくさんありますが、時間だけは万人に共通で、1日は24時間、1年は365日と決まっています。そして、後戻りすることもできません。従って、多くの人が如何に時間が大切であるかを説いており、また、時間を大切にしようという気持ちを持っています。

 そんな大切な時間をいかにして有効に活用するかについて書いてみたいと思います。

  例えば、ドラッカーは「プロフェッショナルの条件」という本の中で次のように書いています。

「成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を規定するものは、もっとも欠乏した資源である。それが時間である。時間は、借りたり、雇ったり、買ったりすることはできない。その供給は硬直的である。需要が大きくとも、供給は増加しない。価格もない。限界効用曲線もない。簡単に消滅する。蓄積もできない。永久に過ぎ去り、決して戻らない。したがって、時間は常に不足する。時間は他のもので代替できない。」

 

 では、時間を有効に使うためにはどうすれば良いでしょうか。これも多くの人が様々な方法を提唱しています。ただ、その多くは効率的に時間を使う方法なのですが、時間の使い方を変えるというのは、実際には簡単なことではありません。生活のリズムや習慣、考え方を変えるということが必要になる場合が多いからです。人はそう簡単に習慣や考え方を変えられるものではありません。

 

 そこで、まず注目したいのが「ロストタイム」、「時間泥棒」です。

 

 例えば、ネット検索やメールなどをしていると、最初は5分ぐらい、10分ぐらいと思っていても、気が付くと30分経過していたというような経験を持つ方は多いはずです。このようなことが、ロストタイム、時間泥棒と言えます。個々のロストタイムは僅かでも積み重なれば大きな無駄になります。仮に1日30分のロストタイムだったとしても、1カ月で10時間も時間泥棒に時間を盗まれていたことになります。

 

 このようなロストタイムを無くすことができれば、新たに使える時間が増えることになります。言うなれば、ロストタイムを無くすことは「時間を生み出すこと」になります。

 

 では、どうすれば時間泥棒を退治して、ロストタイムを無くすことができるでしょうか。一番簡単な方法は、「時間を可視化」することです。言葉だけを聞くと難しそうと感じた方藻おられるかもしれませんが、本当に簡単なことです。やることは、何にどれだけ時間を使ったかを記録することで。要するに、小学校の頃の夏休みの予定表にあった時計のような絵に、起床、勉強、ランチなどと書き込んでいくのと同じことです。そうやって、いったい自分は何にどれだけの時間を消費しているのかを可視化して、認識するのです。そうすることによって、ロストタイム、時間泥棒を見つけ出して、退治していきます。

 

 退治の仕方は様々ですが、例えば、10分間だけと決めたのであれば、10分のタイマーをセットして確実にその時間を終わるようにする、というような方法があります。

 

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