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ものごと(仕事)が上手く行かない理由(失敗する8つのタイプ)その2

 仕事やその他、ものごと、やろうとしていることが上手く行かない、失敗するタイプについて、その1では、「根性、精神論タイプ」と「完璧主義タイプ」についてかきました。今回はその2として、「指示待ちタイプ」、「分析過剰タイプ」の二つについて書いてみたいと思います。

 

 一つ目のタイプは、「指示待ちタイプ」です。このタイプは、名前が表す通り、何をするにしても誰かの指示を待って、自分から能動的に考え、行動するということがほとんどありません。当然ながら自己啓発などとは無縁なので、人としての成長ですら他人任せになっています。すなわち、全てのことにおいて他人任せで、自分事として認識していません。そして、このタイプがさらに進行すると、上手く行かないい理由も他人に帰属しようとします。あの人の指示が悪かった、自分は言われた通りにやっただけだという考え方です。しかし、一方でたまに上手く行ったときは、「あの人のおかげ」とは考えないのも特徴的です。

 もしも自分がこのタイプであるという認識があるのならば、当然のことながら自分の役割を再認識して、能動的に自分事として考え、行動しなければならないのは言うまでもありません。一方で、このタイプを部下に持った場合には、意識して考えさせるということが必要になります。ただし、同時にこのタイプは失敗を恐れるという背景思考もあるのでフォローには気を配る必要があります。また、この裏返しで、上司が過度に関与するために、または、全くフォローしなくて責任を押し付けるために、自己防衛としてこのようなタイプになっているケースもあるので、管理者の側は自分の言動を一度振り返る必要があるでしょう。

 

 二つ目のタイプは、「分析過剰タイプ」です。このタイプは、言うなれば石橋を叩いて叩いて確認にして、やり過ぎて石橋を壊して渡れなくなってしまうことがしばしばです。特に、技術系の理論派や知識豊富で比較的頭の回転の良い人がこのようなタイプになってしまうことが往々にして見られます。何も考えずに行動するのも問題で、分析すること、考えることは重要ですが、それが過度になるといつまで経っても行動に移せず、物事が進まないという状況を生んでしまいます。

 このタイプは、スタートするときに分析などの事前準備にどれだけの時間を当てるかを決めてしまうことが有効です。例えば、最初の1日は調査や分析に充てて、2日目からは必ず行動に移るというルーチンを組んでしまうと良いでしょう。また、このタイプを部下に持った場合には、前述のようにルールを決めるということと同時に、良い失敗をたくさんさせてあげることも有効です。このタイプは、完璧主義や指示待ちタイプと共通で失敗を過度に恐れる裏返しであることが多く見られます。従って、失敗でも良い失敗と悪い失敗があり、良い失敗はリカバリーも容易であることを分からせ、事前の分析はこの2種類の選別のために行うものであると分からせてあげることも有効です。

 

 今回は、これら「指示待ちタイプ」、「分析過剰タイプ」の二つを解説させて頂きました。次回以降残りのタイプについて解説を続けていきます。

 

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