JRLテックログ

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ジャパン・リサーチ・ラボが提供する技術コンサルティング、人材育成、戦略策定、セミナー等の様々なコンテンツに関する情報を提供するブログです

技術継承はなぜ難しいか、上手くいかないのか

 技術継承の難しさや課題といった話題が様々な場面で数多く聞かれます。少し前に合った団塊の世代の定年に起因する、いわゆる2007年問題などです。しかし、技術継承に関する問題は、当然ながらこれらだけはなく、今も同じように続いています。技術継承は企業存続問題と直結しています。

 そこで、この技術継承について考えてみたいと思います。

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セミナー案内(モチベーションマネジメント9/7)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

マネージャーに必要不可欠な 部下・チームメンバーの

モチベーション向上法と心構え

やる気とプラスαを生むドリームメイキング ~夢を与えて自発的に行動できる"人材"を育てるモチベーションマネジメント術~

【概要】

 言われたことはこなすがそれ以上のことはせず万事がやらされ仕事で指示待ちといったことが様々な場で言われています。これには様々な要因が考えられ、一つにはジェネレーションギャップ、ゆとり世代などに帰着されているケースも多いのですが、共通するのは、夢が無くモチベーションが低いということです。その顕在化として、管理職にはなりたくない、大成功よりも失敗を回避したい、細く長く生きたいといった風潮があります。
 このような背景から、夢を持たせる、モチベーションマネジメントといったことが言われています。しかし、現実にはそれを実行する管理者自身が夢破れて日常業務に押し流されていて、決してモチベーションが高いと言えない状況であり、これでは職場の革新を行うことは困難です。
 本セミナーでは、夢とは何か、モチベーションとは何かということの再認識と共に、日々の中で如何にして夢を持ちつつ持たせて、モチベーションを創出して維持していくのかということを行動心理学、認知科学の考え方なども取り入れながら、現場の革新と事業のブレークスルーを実現する方法を詳細に解説します。

【修得知識】

 ・モチベーションの重要性、パワーとその活用
 ・モチベーションの持ち方、与え方
 ・メンタルコントロール
 ・プラスαの一歩進んだ人材管理
 ・管理、マネジメント手法

【開催日】

  2017年9月7日(木)  10:30~16:30

【会場】

  品川区大井町 きゅりあん  5階 第4講習室

   (http://www.shinagawa-culture.or.jp/hp/page000000300/hpg000000268.htm

【対象】

・管理者、マネージャー
・部下、後輩を指導・育成する中堅層
・夢を持てない、持たせられない人
・日常業務、将来に夢を持てない人
・モチベーションの持ち方、湧かせ方が分からない人
・社内の雰囲気を革新したい経営層

【受講料】

  48,600円(税込/テキスト、昼食付)

【プログラム】

1.イントロダクション
2.ベンチマーク
 2.1 Looking Back
 2.2 理想の管理者像
 2.3 管理者とは何か
 2.4 技術系管理者に求められること
 2.5 利己主義≒保守思考
 2.6 未来思考ができないのはなぜか
3.ドリームメイキング
 3.1 なぜそこにいるのか
 3.2 夢とは何か
 3.3 技術における夢の重要性
 3.4 夢と自由と難しさ
 3.5 夢がないのはなぜか
 3.6 未来イメージ
 3.7 モチベーションの源泉
 3.8 夢を実現するため
4.モチベーションマネジメント
 4.1 夢とモチベーション
 4.2 モチベーションとは何か
 4.3 モチベーション誘起
 4.4 目的・目標とモチベーション
 4.5 タイプ別モチベーションマネジメント
 4.6 2.0から3.0へ
 4.7 モチベーションを決めるもの
 4.8 ビジョンを示す
 4.9 指示と必然性
 4.10 任せて任さず
 4.11 ストレッチゴール
 4.12 ポジティブ思考
 4.13 ベクトルハーモナイジング
 4.14 負の認知バイアス
 4.15 上司の一言
 4.16 モチベーションが求めるもの
5.評価とコミュニケーション
 5.1 コミュニケーションの重要性
 5.2 チームをチームとして
 5.3 言葉の重み
 5.4 聞くスキル
 5.5 褒めれば良いか
 5.6 優先順位(Impact Factor)
 5.7 Give & Take
 5.8 上司の役割
 5.9 No.1へ、そして、Only1へ
 5.10 目標管理が失敗する理由
 5.11 失敗の価値
 5.12 スキル、知識、そして、経験
 5.13 NVC(Non-Verbal-Communication)
 5.14 説得と納得
 5.15 教えることと導くこと
 5.16 結果とプロセス
6.育成と将来像 夢(将来)とうれしさ
 6.1 成長イメージ
 6.2 キャリアパス
 6.3 冷暖熱
 6.4 探究心と追求心
 6.5 研究者の成功要素
7.ドリームプロジェクト
8.まとめ
9.ケーススタディー(ディスカッション形式)&質疑応答

セミナー案内(技術継承8/22開催)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

暗黙知の可視化・情報化と技術継承の基本とノウハウ

ナレッジマネジメントの進め方・戦略,暗黙知形式知化,情報の評価・解析,実践手法~

【概要】

 技術継承における2007年問題は誰もが知るところであるが、10年が過ぎた今でも技術継承に苦しんでいる企業が数多くある。この背景には、雇用延長や再雇用といったパッチワーク的でその場しのぎの対策による問題の先送りなどの方法論的な問題はもちろん、技術継承というもの自体に対する間違った認識がある。本来の技術継承とその目的は何か、何をどのように伝えなければならないか、そして、なぜ技術継承は難しいのか、上手く行かない理由は何かという技術継承の本質を考えなければ未来永劫同じ問題を繰り返すことになる。技術継承は単なる技術の引継ぎではない。
 本講演では、技術継承の本質の理解と共に、発展的成長へと繋がる技術継承戦略の考え方、そして、その戦略を実現するための具体的方法(伝える内容、伝え方、技術の情報化)について、暗黙知形式知という考え方や行動心理学の考え方を取り入れて解説する。

【修得知識】

 ・本来のあるべき技術継承           
 ・技術継承の考え方と方法      
 ・保有技術の可視化と情報資産化
 ・継続性と発展の両立             
 ・基盤人材戦略

【開催日】

  2017年8月22日(火) 10:30~16:30

【会場】

  リファレンス西新宿(http://tokyo.re-rental.com/shinjuku/access/

【受講料】

  29,980円(税込/テキスト付)

【プログラム】

1.はじめに
2.技術継承とは
 1) ナレッジの共有化
 2) 暗黙知形式知にする
 3) 暗黙知の定義
 4) 暗黙知の応用
 5) 2種類の感
 6) 技術と技能の違い
 7) 知識と知恵
 8) 情報資産化
 9) 技術の向こう側
3.継承の目的
 1) なぜ継承するのか  
 2) なぜものづくりに暗黙知が必要か
 3) ダークスポットを作らない
 4) 暗黙知の応用・発展
 5) 技術の継承と効率化・発展
4.なぜ継承が難しいか
5.技術継承における課題
6.継承プロセスとは
 1) テクニックとテクノロジー
 2) テクニックをテクノロジーへ
 3) テクノロジー化のポイント
 4) 顕在化とサイエンス
 5) 全体像の把握
7.継承のキーポイント
 1) 技術継承の本質
 2) スタートとゴール
 3) 本当の形式知
 4) 形式知化の向こう側
 5) 継承の内的プロセス
 6) 感性領域への還元
 7) 個からチームへ
 8) ベテラン(シニア)から若手へ?
 9) 熟練者とは何か
 10) 継承と引継ぎ
 11) 妥協は最大の悪
 12) 期限
8.継承を成功させる戦略
 1) 経営戦略との整合
 2) 期限と時間の確保
 3) 優先順位
 4) インパクトファクター
 5) ナレッジの吟味
 6) 技術休眠
 7) ステップ継承
 8) 分散・冗長化
 9) 人材構成
 10) 継承のPJ化
 11) 継承マニュアル
9.手順、スキル以外の伝えるべきこと
10.継承の準備
11.伝えること(内面)
12.技術(ナレッジ)の可視化・情報化
 1) 暗黙知の情報化とは
 2) 外面(手順)の情報化
 3) パラメーターの可視化
 4) 目的とパラメーターの相関
 5) 生体情報の可視化
 6) 情報化の基本プロセス
 7) 数値化
 8) 機器による計測
 9) 人による評価
 10) 共通して必要なこと
 11) 多元的収集と情報次元の拡張
 12) 内面の情報化
 13) 認識プロセスの可視化
13.情報の評価と解析
 1) 意味付け
 2) 関係性の可視化
 3) 静から動へ
 4) 認識
 5) 情報次元の拡張
 6) プロセスとしての解析
 7) 多元相関情報の処理
 8) 相関解析
 9) 多変量解析
 10) 単なる道具
 11) 俯瞰視点と仰望視点
14.技術継承の方法(伝え方と教え方)
 1) 三位一体
 2) 継承のパターン
 3) 目的と目標
 4) 課題設定による計画化
 5) 要素分解
 6) 構造化
 7) 分解、結合
 8) 独立性と相関性
 9) 認知バイアスの罠  
 10) 正しいOJT
15.継承のためのコミュニケーション
 1) コミュニケーションとは
 2) マインドリンク
 3) 関係性構築の方法
 4) Evidence & Story
 5) 伝えたいこと、聞きたいこと
 6) 全体像を共有する
16.育成と継承
17.まとめ(継承のゴール)

フレームワークの本当の使い方

 フレームワークという言葉を耳にされた方も多いと思います。書店にもたくさんの本が出ており、人事研修などで経験した方も多いと思われます。フレームワークという言葉は聞いたことがなくても、MECE、フィッシュボーン、ロジックツリー(樹形図)といった言葉聞いたことがある方もいるかと思います。

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