JRLテックログ

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ジャパン・リサーチ・ラボが提供する技術コンサルティング、人材育成、戦略策定、セミナー等の様々なコンテンツに関する情報を提供するブログです

3種類の人事評価方法とその使い分け

 管理職には、「業務の企画・遂行・改善」などの仕事そのものにかかわって成果を出すことはもちろん、「部下の育成」などの人材マネジメント、ガバナンスなどの組織マネジメントなど様々な役割があります。そんな中で必須となるスキルの一つが、評価に関することです。最も重要な評価は言うまでもなく人材育成に関わる人事評価に関するものです。評価が間違えばモチベーションが下がり、成果が出なくなる、人材が育たなくなどの深刻な問題を引き起こします。そういう意味では、管理職、マネージャーの最も重要な役割の一つが評価であると言えます。

 そこで、今回は特に人事評価に軸足を置いて、評価に関して書いてみたいと思います。

 

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20191121セミナー(研究者・技術者のための 技術プレゼンテーションの 基礎とノウハウ・コツ)

下記セミナーを開催します。

お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

研究者・技術者のための
技術プレゼンテーション
基礎ノウハウ・コツ
 

【概要】

 現代社会においては、組織の内外を問わず日常的に様々なプレゼンテーションを行う必要があります。社内会議や報告会などはもちろん、上司への日々の軽微な報告などもプレゼンテーション能力が必要となります。また、社外では学会や技術紹介、顧客への説明など、いずれも会社の代表としてのプレゼンテーション力が要求されます。
 このように、プレゼンテーションは極めて重要なものであることから、多くの解説書や研修、セミナー等が開催されています。しかし、フォントや色使いに代表されるスライドの作り方に重点を置いた小手先のテクニックに頼るものも少なくありません。プレゼンテーションは、テーマ、ストーリー、論理構成が基盤であり、そこにセオリー、テクニックといった要素が加わります。そして、準備から本番のパフォーマンスに至るまで、様々なノウハウやコツ、ポイントを交えながら内容と相手に合わせたものでなければなりません。また残念ながら、多くのプレゼンテーションに関する解説書や研修、セミナーは、主として専門知識や新しい技術を扱う技術者・研究者特有の事情については考慮されていません。
 本講座では、このような技術プレゼンテーションの特異性をふまえながら、単なる情報発信ではなく、理解させ、納得させて人を動かすことができる伝わるプレゼンテーションの極意とノウハウを論理的に解説します。なお、本編は総合編として、基礎から実践応用までの要点を網羅的に解説するコースとなっています。

  

【対象】

 ・プレゼンによって自身の成果を伝える人(研究者、技術者など)
 ・専門知識を、あまり詳しくない方に対してもわかりやすくプレゼンする必要のある人(技術営業担当など)
 ・成果を伝えられない、認められない人
 ・結果報告、技術報告が下手だと言われる人
 ・人前で話し慣れていない人
 ・部下等のプレゼンを指導する人
 ・新入社員から中堅、管理層や経営層まであらゆる階層

  など

 

【修得スキル】

 ・伝わるプレゼンテーション力、説得力、承認獲得力、ストーリー力
 ・研究開発の結果を成果にすることができるプレゼンテーション力
 ・論理的思考力
 ・結果を成果に昇華するスキル
 ・人前で話すことを楽しめる自信、聞き手を惹きつける伝え方

など

 

【開催日】

  2019年11月21日 10:00~16:30

【会場】

  田区産業プラザ(PiO)

【受講料】

 43,000円 + 税

 

【主な内容】 

プログラム

●イントロダクション(プレゼンは何か)
 ・プレゼンテーションとは
 ・3大プレゼン
 ・伝聞と報告
 ・「説得」 → 「納得」
 ・プレゼンの3要素
 ・プレゼンの心
 ・TEDの十戒
 ・プレゼンテーションの定義

●プレゼンの基本(コツ・ポイント)
 ・スタートライン
 ・目的在りき
 ・ゴール(うれしさ)を示す
 ・ストーリー在りき
 ・ストーリー性と論理性
 ・プレゼンの基本構成
 ・論理性と理解の基盤
 ・テーマを共有する
 ・前提条件(背景)を共有する
 ・伝えたいことは何か
 ・欲求の実現
 ・「うれしさ」を示す
 ・新規性と進歩性
 ・聴講者はカボチャか
 ・不安と緊張
 ・緊張を和らげる
 ・プレゼンテーションの基本

●プレゼンを成功に導く準備
 ・段取り8割
 ・知→理→信
 ・コアの自己理解
 ・ゴールを示す
 ・テーマの一般化
 ・伝えたいことは何か
 ・書き出し&ランク付け
 ・構造的であること
 ・3パート構成
 ・起〇〇結
 ・1イシュー/スライド
 ・ワンフレーズ化
 ・いきなりパワポ
 ・練習法
 ・戦場を知る
 ・キーマンとフォロワー
 ・プレゼンを成功に導く準備

●伝わるプレゼン
 ・伝わってこそ成果
 ・言いたいことと聞きたいこと
 ・イントロで決まる
 ・イントロの条件
 ・2つのイントロ
 ・共感の土台形成
 ・言葉(用語)の壁
 ・情報の構成
 ・ストーリーで語る
 ・プレゼンテーションは文章
 ・報告型プレゼン
 ・教育型プレゼン
 ・承認型プレゼン
 ・考えの伝え方
 ・情報階層
 ・3態変化
 ・要約と対比・例示・置換
 ・小結論
 ・心に響くプレゼン(伝わるプレゼン)

●伝わるスライド
 ・なぜスライドにするのか
 ・色の使い方
 ・フォントの使い方
 ・スライドタイトル
 ・グラフのポイント
 ・グラフの工夫
 ・データの伝え方
 ・Five line rule
 ・Three second rule
 ・統一感
 ・伝わるスライド

●パフォーマンス
 ・話し方
 ・あなたも情報の一部
 ・いくつかのテクニック
 ・そこにモノがあるように
 ・Passion
 ・「つかみ」で掴む
 ・「間」
 ・「転」でこける
 ・パフォーマンス

●コミュニケーション
 ・プレゼンはコミュケーションである
 ・アイコンタクト
 ・寝ている人
 ・攻撃的な人
 ・熱く、熱く
 ・コミュニケーション

●質疑対応
 ・答える
 ・否定的発言
 ・相手の勘違い
 ・リピート
 ・質疑とは

●まとめ

●質疑応答・名刺交換等

20191120セミナー(FT-IR測定・同定の実際とアプリケーションテクニック・コツ)

下記セミナーを開催します。

お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

FT-IR測定・同定の実際と

アプリケーションテクニック・コツ

 

【概要】

赤外分光法は、その特徴からも主に有機化合物の化学構造や高次構造の解析手段として研究、開発され、今日では研究・開発だけでなく工場でのインライン評価などにも幅広く一般に使用されている。近年になって、ATR法を初めとした様々な測定法の開発や装置の改良等によって、従来困難であったような試料も容易に測定が可能となり、今日においてはなくてはならない基本的な測定手法としてその地位を確立している。しかし、実際のサンプルや問題に直面した場合、どのように測定・解析を行っていけば良いかは依然重要である。しかし残念ながら、文献・教科書等では装置や測定法の原理は詳細に解説してあるものが多いが、そのアプリケーションとしての解説を十分に行っているものは少ない。
本講座は、赤外分光法の詳細で専門的な原理ではなく、よりアプリケーション寄りの内容、実務での赤外分光法活用を中心とした。実際の分析操作やスペクトルの解釈、実際の分析において対象とすることの多い異物や混合物、様々な試料や目的への対応の方法、事例などについて、実務使用における測定技術や応用技術、ノウハウを解説する。

  

【対象】

・企業等の分析部門、大学等の分析センター、公設試験センターの担当者、リーダー、等
・研究開発部門、研究機関の担当者、リーダー等
・その他、技術部門全般

  など

 

【修得スキル】

・赤外分光法の各種測定法
・アタッチメント特徴と測定技術
・様々な試料・目的に合わせた測定法
・スペクトル処理・解釈の考え方
・混合物解析の実際の手順
・赤外分光法を用いた問題解決の手順

など

 

【開催日】

  2019年11月16日 10:30~16:30

【会場】

   江東区産業会館

【受講料】

  非会員: 55,000円(税込)

 

【主な内容】 

プログラム

1.赤外分光法の基本原理と特徴
  1.1 赤外分光が見ているもの
  1.2 分光分析における吸収の定義
  1.3 吸収スペクトルと吸光度スペクトル
  1.4 赤外分光の波長領域
  1.5 振動モード
  1.6 気体と液体・固体
  1.7 赤外分光法発展の歴史
  1.8 赤外分光法の長所・短所
  1.9 主な検出器と特徴
2.代表的な測定法
  2.1 透過法
  2.2 全反射法(ATR
   2.2.1 ATR法のバリエーション
   2.2.2 ATR結晶(IRE)の特性
   2.2.3 FTIR-ATRにおける測定深さ
   2.2.4 ATR法における注意点
   2.2.5 ATR補正
   2.2.6 異常分散によるスペクトルへの影響
   2.2.7 様々なATRアタッチメント
   2.2.8 毒劇物としてのATR結晶(IRE)
  2.3 反射法
  2.4 拡散反射法
  2.5 光音響分光法(PAS)
  2.6 ガスセル
  2.7 主な測定法のまとめ
  2.8 顕微赤外
  2.9 ラマン分光法との対比
3.赤外スペクトル
  3.1 赤外スペクトルの概要
  3.2 主な吸収帯
  3.3 指紋領域の利用
  3.4 カルボニル基の判別
  3.5 スペクトルサーチ
  3.6 スペクトルデータベース
  3.7 代表的検索アルゴリズム
  3.8 検索アルゴリズムの限界
  3.9 ヒットスコアの罠
  3.10 検索結果の間違い例
  3.11 スペクトルサーチのコツ
  3.12 差スペクトル
  3.13 混合解析
  3.14 オープンライブラリ
  3.15 系統分析
  3.16 帰属の考え方
4.定量分析
  4.1 検量線法
  4.2 ピーク強度比法
  4.3 内標準法
  4.4 誤差要因
5.大気成分補正
6.測定条件と誤差要因
7.スペクトル処理

  7.1 ベースライン補正
  7.2 スムージング・補間
  7.3 ベースライン(ピーク強度)
  7.4 ピーク高さと面積
  7.5 自動処理の注意点
8.混合物の解析
9.様々な試料

  9.1 バルク
  9.2 フィルム
  9.3 紛体
  9.4 液体
  9.5 異物・微小部
  9.6 繊維
  9.7 汚染・付着物
  9.8 黒色試料
10.高次構造
11.結晶解析
12.融解
13.配向
14.水素結合
15.バルク(全体平均)分析
16.表面分析
17.深さ方向分析

  17.1 断面の利用
  17.2 精密斜め切削法
  17.3 傾斜面の例
  17.4 研磨法
  17.5 角度変化法
18.温度変化測定
19.FTIRにおける注意点

  19.1 ATRにおける異常分散
  19.2 ATRにおける試料変形の影響
  19.3 ATRにおける試料の置き方の影響
  19.4 ATRにおける押し圧の影響
  19.5 KBrと試料との反応
  19.6 KBr錠剤法の粉砕粒度の影響
  19.7 表面研磨、偏光と試料傾斜による干渉縞抑制
  19.8 プレスホルダーによる干渉縞抑制
20.事例
  20.1 フィルム上汚染
  20.2 UV表面処理による構造変化の深さ方向解析
  20.3 UV照射によるオレフィンの構造変化
  20.4 UV照射による添加剤入りPVCの構造変化
  20.5 ポリイミドの表面処理層の深さ方向分析
  20.6 Pi/Cu/Si界面の解析
  20.7 時間分解測定
21.仮説思考による研究開発と問題解決
22.質疑

ピグマリオン効果とゴーレム効果

 人は様々な欲求を持っています。食欲、金銭欲など色々とありますが、最も有名なものは、マズローの五大欲求(生理的欲求、安全欲求、所属欲求、承認欲求、自己実現欲求)があります。特に現代のような状況における社会生活では、低次側の欲求(生理的欲求、安全欲求)は基本的に満たされていることが多いので、高次側の欲求(所属欲求、承認欲求、自己実現欲求)が大きなウェートを占めています。そんな中で承認欲求はモチベーションと大きくかかわっており、そこに働く作用として、タイトルの「ピグマリオン効果」、「ゴーレム効果」があります。

 そこで、今回はこの二つの効果(「ピグマリオン効果」、「ゴーレム効果」)を中心にして、承認欲求、モチベーションと関連付けて書いてみたいと思います。

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20191114セミナー( 接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法)

下記セミナーを開催します。

お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法

接着技術の開発とコントロールを行うために知っておきたい知識・ノウハウ


 

【概要】

 あらゆる工業分野で、接着技術は様々な用途、場面で用いられており、現代において必要不可欠なものの一つとなっている。また、文字通りの接着はもちろん、メッキや塗膜などの膜形成も接着技術の応用であると言える。すなわち、材料特性や製品性能を左右するのが接着技術であり、接着技術を支配することはあらゆる分野の基盤であると言える。そして、その接着と表裏一体のものとして扱わなければならいのが剥離である。接着や剥離現象を制御するためには、その表面や界面の状態や構造・特性を把握することが必要不可欠であるが、その重要度にもかかわらず、表面や界面の真の姿を知ることは容易ではない。
 本講演では、接着・剥離のメカニズムとその制御における表面・界面の真の姿を知るためのアプローチ法と分析、解析の方法を中心にして、事例も交えながら詳細に解説を行う。

  

【対象】

・様々な分野において接着技術に関わる、若手から中堅を中心とした技術系人材

  など

 

【修得スキル】

・接着、剥離の基礎及びメカニズムモデルの理解
・接着、剥離解析のための分析、評価技術
・接着、剥離にかかわる問題解決の考え方
・接着、剥離にかかわる表面、界面の解析アプローチ 等

など

 

【開催日】

  2019年11月14日 10:00~16:30

【会場】

   品川区大井町 きゅりあん

【受講料】

 49,500円(税込)

 

【主な内容】 

プログラム

1.接着に支配される現代社

2.接着とは

 2.1 接着と粘着
 2.2 接着を生む力

3.接着を支配するもの
 3.1 接着・剥離を支配するもの
 3.2 表面を支配するには
 3.3 表面が関わるその他の現象
 3.4 接着関与因子と評価法

4.接着・剥離分析の考え方
 4.1 接着解析の分類
 4.2 接着分析のパターン
 4.3 接着過程の解析
 4.4 剥離箇所の特定
 4.5 剥離原因の分類
 4.6 正常品分析の難しさ

5.問題解決アプローチ
 5.1 問題解決のアプローチ
 5.2 剥離の観察
 5.3 視る
 5.4 剥離状態の解析
 5.5 代表的要因別アプローチ
 5.6 複合要因の分離
 5.7 加速試験
 5.8 アプローチの例(位置、サイズ)

6.樹脂/金属の接着
 6.1 金属/樹脂の接着パターン
 6.2 相互作用・反応の様式例
 6.3 金属基材の前処理
 6.4 接着不良要因

7.不良解析
 7.1 剥離解析ファーストステップ
 7.2 ファーストステップの観点
 7.3 界面剥離の場合
 7.4 界面剥離の場合
 7.5 層内剥離の場合
 7.6 接着不良の場合
 7.7 不良対策

8.メカニズム解明

9.ケーススタディ
 9.1 前処理による接着強度の変化
 9.2 シランカップリング反応
  9.2.1 代表的な処理方法
  9.2.2 処理条件
  9.2.3 条件と構造の多様性の例
  9.2.4 基材表面の解析
  9.2.5 反応の一般論
  9.2.6 加水分解と自己縮合
  9.2.7 複雑性の一例
  9.2.8 フィラー処理
 9.3 視るべきポイント:シランカップリング反応
 9.4 解析の難しさと障害:シランカップリング反応
 9.5 シランカップリング反応の解析とは言うけれど
  9.5.1 反応解析のポイント
  9.5.2 反応率解析
 9.6シランカップリング基材表面の解析法

10.今後の注目領域

11.表面分析成功のキーポイント 
 11.1 接着剥離分析≒表面・界面分析
 11.2 表面分析の心構え
 11.3 試料の取り扱い

12.表面とは

13.代表的分析手法の使用例

 13.1 X線光電子分光法による組成官能基評価(XPS,ESCA)
 13.2 オージェ電子分光法による界面評価
 13.3 TOF-SIMSによる表面化学構造評価
 13.4 FTIRによる硬化挙動の解析
 13.5 SEM、TEMによる界面の観察
 13.6 EPMAによる表面処理の評価
 13.7 走査型プローブ顕微鏡による評価
 13.8 µ-TAによる評価
 13.9 接着(剥離)強度評価

14.接着界面の分析
 14.1 接着における界面の重要性
 14.2 界面の形成,分類
 14.3 界面における課題
 14.4 界面分析のフェーズ
 14.5 イオンエッチング
 14.6 XPSによる深さ方向分析(角度変化法)
 14.7 角度変化ATR
 14.8 精密斜め切削法
 14.9 新しいアプローチ

15.解析の実例
 15.1 PI/Cu/Si接着界面の解析
 15.2 接着前処理層の深さ方向分析
 15.3 UV表面処理による構造変化の深さ方向解析
 15.4 UV照射によるオレフィンの構造変化
 15.5 XPSによる紫外線照射PIの解析
 15.6 気相化学修飾法

16.仮説思考による研究開発と問題解決
 16.1 仮説モデルの構築
 16.2 目的→ゴール、そして、仮説
 16.3 仮説の証明と分析
 16.4 課題解決・研究開発とは
 16.5 接着の実現・剥離の解決
 16.6 見えているものが全てではない

17.まとめと質疑

決断をするときに考えるべきこと(決断の方法)

 誰もが、日々の業務の中ではもちろん、日常生活においても様々な決断に迫られているかと思います。しかし、誰しも決断は簡単なものではなく、様々なことを考えて、迷いに迷ってしまうものです。そして、時には決断できないという状況も生まれます。理由は簡単です。誰しも失敗や痛手は避けたいと思うからです。しかし、残念ながら未来は誰にもわからず、また、100%失敗や痛手を避けることも困難です。一方で、どうしても決断しないといけないこともあります。

 そこで、今回はこの決断をするときに考えるべきこと、決断の方法について書いてみたいと思います。

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0191107セミナー(効率的、確実に目的を達成できる 実験の考え方と具体的方法)

下記セミナーを開催します。

お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

効率的、確実に目的を達成できる
実験の考え方と具体的方法

実験ノウハウ、計画の立て方、進め方、後進へのコツの伝え方…etc.

 

【概要】

 研究開発、商品開発などR&Dにおいて実験は必要不可欠なものである。そして、開発においてはスピードと効率性、確実性が要求されており、その実現を左右する最も重要なものの一つが実験であると言える。そのため、実験計画法などの研修や教育も行われているが、残念ながらそういった研修の多くは個別的なテクニックでしかないため、実務で使えないという声が多く聞かれる。
 最も必要とされる、実験ノウハウや、実験そのものの考え方、計画の立て方など、実験実務は現場任せ、本人任せとなっているのがじつ状である。そのため、それぞれが自己流で実験技術を蓄積していくため、レベルもバラバラで、部署として、会社としての蓄積も生まれない。その結果、人員間、部署間でのバラつきはもちろん、属人的となることで実験技術の継承が行われず、時間軸でのバラツキも生んでいる。
 本セミナーでは、従来のような実験計画法のような単なるテクニックだけではなく、実験そのものの考え方や計画の立て方、実験実務の進め方といった、根幹部分に重点を置いて、さらには、それらを如何にして教育、継承していくかという点についても詳細に解説する。

  

【対象】

・研究開発の実務担当者(若手、中堅)
・後進を指導するリーダー、管理者
・新入社員、若手エンジニア

  など

 

【修得スキル】

・実験の考え方
・実験計画の立て方
・実験実務のノウハウ
・実験記録の方法
・実験ノウハウの継承

など

 

【開催日】

  2019年11月7日 10:00~16:30

【会場】

   京都リサーチパーク

【受講料】

 49,500円(税込)

 

【主な内容】 

プログラム

1.イントロダクション
 1.1 実験と開発
 1.2 結果を成果へ
 1.3 実験、思考、分析

2.実験の基本と心得
 2.1 実験の種類
 2.2 実験の基本プロセス
 2.3 実験を始める前のポイント
 2.4 実験中の心構え
 2.5 実験終了後
 2.6 実験、研究の心得
 2.7 基本的な注意点
 2.8 時間管理
 2.9 実験が上手くいかない時
 2.10 実験の絶対的タブー

3.実験シナリオの考え方
 3.1 Howは行動の最後
 3.2 何が必要か
 3.3 何に使うのか
 3.4 開発シナリオと実験ストーリー
 3.5 実験ストーリーの考え方
 3.6 良くあるパターン

4.目的と目標
 4.1 目的(ゴール)の確認
 4.2 目的と目標
 4.3 目的の構成要素
 4.4 目標
 4.5 目標の条件
 4.6 判断基準
 4.7 目標設定のためのSMARTルール

5.仮説思考による研究開発と問題解決
 5.1 仮説とは何か
 5.2 仮説が必要な理由
 5.3 仮説の考え方
 5.4 仮説構築のプロセス
 5.5 仮説の変換
 5.6 仮説の精度と確度
 5.7 仮説→課題設定→計画
 5.8 2種類の事実

6.実験計画の考え方
 6.1 計画の考え方
 6.2 シナリオメイク
 6.3 適切なマルチタスク
 6.4 タイムマージン
 6.5 可視化
 6.6 細分化、詳細化
 6.7 優先順位
 6.8 リソースマネジメント

7.実験の考え方
 7.1 実験条件の考え方
 7.2 実験計画法の意味
 7.3 実験の本当の意味
 7.4 実験を考えるとは
 7.5 プロセスの可視化
 7.6 構想の可視化
 7.7 実験方法の考え方
 7.8 実験パラメータの選び方
 7.9 実験マトリクスの考え方
 7.10 条件範囲の設定
 7.11 対照データの選び方
 7.12 結果の使い方
 7.13 結果 ⇒ 結論
 7.14 良くあるパターン

8.情報・結果の収集方法
 8.1 情報の条件
 8.2 情報の考え方、扱い方
 8.3 多面視点
 8.4 情報・結果・結論
 8.5 基本フロー
 8.6 文献の読み方と資料整理

9.データの捉え方・解析のポイント
 9.1 データ解釈における認知バイアス
 9.2 観点の重要性
 9.3 アウトライヤー
 9.4 情報次元の拡張
 9.5 数字(データ)の取り扱い
 9.6 5大解析視点+1
 9.7 データの伝え方
 9.8 実験情報とは何か

10.実験誤差、精度の考え方
 10.1 正確なデータを得るために
 10.2 AccuracyとPrecision
 10.3 真値と測定値
 10.4 信頼度要因を整理する
 10.5 信頼性管理

11.実験ノートのまとめ方
 11.1 実験ノートの役割
 11.2 実験ノートに書くべきこと(項目)
 11.3 修正・加筆・削除
 11.4 データの保存

12.開発実験のための思考法
 12.1 目的志向
 12.2 アウトプット志向
 12.3 仰望視点と俯瞰視点
 12.4 逆説的思考
 12.5 失敗からのリカバリ
 12.6 認知バイアスの罠
 12.7 目利き力
 12.8 ヒラメキの種
 12.9 アイデアの源泉
 12.10 イノベーションを生む発想と行動

13.実験計画のための思考の道具
 13.1 実験計画で用いる代表的フレームワーク
 13.2 フレームワークの使い方
 13.3 If then思考
 13.4 思考の拡張
 13.5 構成要素で考える
 13.6 アイデア生産の5ステップ
 13.7 情報整理
 13.8 要素分解
 13.9 概算力
 13.10 アイデアの評価

14.コミュニケーションと情報発信
 14.1 技術者の報連相
 14.2 Evidence & Story
 14.3 情報の共有
 14.4 二つのミーティング

15.まとめ:研究者の心得
 15.1 探究心と追求心
 15.2 企業の技術力のポテンシャル要素
 15.3 4つの基本力
 15.4 2種類の「カン」
 15.5 研究者の成功要素
 15.6 知識、経験と知恵
 15.7 実験の神髄
 15.8 研究開発フロー

16.質疑