JRLテックログ

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ジャパン・リサーチ・ラボが提供する技術コンサルティング、人材育成、戦略策定、セミナー等の様々なコンテンツに関する情報を提供するブログです

時間管理の重要性(時間を生み出す考え方、方法)

 1日が24時間であり、1年は365日であることは誰もが知っています。そして、時間は後戻りすることはなく前に進むだけであり、貯めることも借りることもできません。この世界に住む者にとって最もコントロールが難しく、しかし、全てに平等なもの、それが時間であると言えます。だからこそ、時間は大切に、かつ、効率的に使わなければならないのです。

 そこで、今回はそんな時間について、時間の重要性から、どうすれば時間を効率的に活用して、時間を生み出すことができるのかについて考えてみたいと思います。

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20191029セミナー(演習で学ぶ 研究開発を成功させるための技術者思考と実践方法)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

演習で学ぶ

研究開発を成功させるための技術者思考と実践方法

~効率的かつ確実に研究開発を進め、目標を達成するためのポイント~

 

【概要】

 現代社会においては、組織の内外を問わず日常的に様々なプレゼンテーションを行う必要があります。社内会議や報告会などはもちろん、上司への日々の軽微な報告などもプレゼンテーション能力が必要となります。また、社外では学会や技術紹介、顧客への説明など、いずれも会社の代表としてのプレゼンテーション力が要求されます。
 このように、プレゼンテーションは極めて重要なものであることから、多くの解説書や研修、セミナー等が開催されています。しかし、フォントや色使い代表されるスライドの作り方に重点を置いた小手先のテクニックに頼るものも少なくありません。プレゼンテーションは、テーマ、ストーリー、論理構成が基盤であり、そこにセオリー、テクニックといった要素が加わります。そして、準備から本番のパフォーマンスに至るまで、様々なノウハウやコツ、ポイントを交えながら内容と相手に合わせたものでなければなりません。また残念ながら、多くのプレゼンテーションに関する解説書や研修、セミナーは、主として専門知識や新しい技術を扱う技術者・研究者特有の事情については考慮されていません。
 本講座では、このような技術プレゼンテーションの特異性をふまえながら、単なる情報発信ではなく、理解させ、納得させて人を動かすことができる伝わるプレゼンテーションの極意とノウハウを論理的に解説します。なお、本編は総合編として、基礎から実践応用までの要点を網羅的に解説するコースとなっています。

  

 

【修得スキル】

 ・目的志向でゴール設定し、確実に目標達成する力
 ・仮説思考でロジックを構築する論理思考力
 ・埋もれた情報を掘り起こす多面的複眼視点
 ・ストーリー力と俯瞰視点が形作る最適化力
 ・結果を結論に加工して成果に昇華するアウトプット力

など

【開催日】

  2019年10月29日 10:30~16:30

【会場】

  東京・RYUKA 知財ホール(新宿)

【受講料】

  29,980円(税込・テキスト付)

 

【主な内容】 

1.【イントロ:論理的思考とは】
 1)論理的思考とはなにか
 2)切り分ける

2.【企業における研究開発】 
 1)必要な要素
 2)新規性の難しさ
 3)結果を成果へ
 4)魔の川・死の谷ダーウィンの海
 5)三位一体
 6)巻き込み力

3.【目的と目標】
 1)演習(目的と目標)
 2)目的(ゴール)の確認
 3)目的と目標
 4)目的とうれしさ
 5)目的の構成要素
 6)目標の条件
 7)判断基準
 8)目標設定のためのSMARTルール
 9)演習(目的と目標)再

4.【戦略、計画と実行】
 1)戦略・計画と思考
 2)目的・目標の計画化
 3)目標
 4)ロードマップ
 5)未来予想
 6)絵コンテシナリオ
 7)ポジショニング(ベンチマーク)
 8)課題設定による計画化
 9)スタートとゴール
 10)優先順位
 11)イシュードリブン
 12)ボトルネックシーク
 13)リスクの評価とヘッジ
 14)Go&Stop
 15)演習(基準)
 16)ディシジョンポイント
 17)Perfect Close
 18)問題、危機の発生
 19)研究開発型PDCA
 20)基本的な研究開発フロー

5.【論理的な考え方の基盤】
 1)思考のポイント
 2)ロジックの条件
 3)帰納法演繹法の落とし穴.

6.【研究開発のための思考】
 1)思考とは
 2)目的志向
 3)アウトプット志向
 4)仰望視点と俯瞰視点
 5)逆走型思考の併用
 6)ロジック、要素と逆走思考
 7)メタフィールド思考
 8)逆説的思考
 9)失敗からのリカバリ
 10)失敗の価値
 11)ポジティブ思考
 12)認知バイアス
 13)目利き力
 14)ヒラメキの種
 15)イノベーションを生む発想と行動

7.【思考の道具】
 1)思い付きとアイデア
 2)アイデア生産の5ステップ
 3)情報の条件
 4)多面視点
 5)情報の意味と価値
 6)情報源
 7)情報収集の考え方
 8)情報整理
 9)情報・結果・分析のゴール
 10)様々なアイデア発想法
 11)ブレーンストーミング
 12)フレームワーク
 13)本当のフレームワーク
 14)思考の拡張
 15)SCAMPER法
 16)演習(アイデア発想)
 17)創造、拡張
 18)Fast Idea Generator
 19)フェニックスのチェックリスト
 20)構成要素
 21)チャンク思考
 22)If then思考
 23)要素分解
 24)演習(開発要素の考察)
 25)抽象化と具体化
 26)情報・思考の階層
 27)概算力
 28)認識の転換
 29)アイデアの評価
 30)具体的現実化
 31)コスト問題
 32)アイデアの源泉
 33)演習

8.【仮説と検証】
 1)仮説が必要な理由
 2)仮説の考え方
 3)仮説の精度と確度
 4)仮説の精度を決めるもの
 5)仮説→課題設定→計画
 6)仮説構築における認知バイアス
 7)Fact、推定と思い込みの分離
 8)2種類の事実
 9)2種類のカン
 10)検証:結論の条件
 11)実験の神髄

9.【論理的な実験・解析】
 1)実験の本当の意味
 2)実験を考えるとは
 3)実験、思考、分析
 4)Howは行動の最後
 5)何が必要か
 6)何に使うのか
 7)視ること
 8)データ解釈における認知バイアス
 9)情報次元の拡張
 10)数字(データ)の取り扱い

10.【研究者の心得】
 1)探究心と追求心
 2)技術者の報連相
 3)企業の技術力のポテンシャル要素
 4)4つの基本力
 5)研究者の成功要素
 6)モチベーションの真理
 7)やってみなければ分からない?
 8)情報の価値
 9)知識、経験と知恵
 10)演習(決断の思考)

 

 

3つの労働(アウトプットとして求められることの違い)

 日本人なら誰でも小学校で日本国憲法について教育を受け、その中で日本国民の「3大義務」について学んだはずです。すなわち、教育、勤労、納税です。ほとんどの人は生活するために働くと考えておられるかもしれず、確かにそういった面はあります。しかし、国という形を考えた時には国民の勤労は通常必須条件であると言えます。そこで、今回はこの日本国民の3大義務の一つである勤労について、3つに分けて労働というものを考えてみたいと思います。

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20190909セミナー(実験技術の可視化と技術継承)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

実験技術の可視化と技術継承

 

【概要】

 表面、界面はあらゆる技術や製品の基盤となるものであり、現在扱われる材料やプロセス、技術、商品で表面や界面が関与していないものは無いと言っても過言ではありません。この重要性ゆえに、分析手法一つにしても多種多様なものが開発され、利用されています。  
 一方で、表面や界面はまだ未解明な部分が多く、その本当の姿を明らかにして利用することは難しいものです。
 本セミナーでは、表面・界面の基礎と分析評価を中心に、その姿を明らかにして利用するためのアプローチについて、技術的テクニック・コツ・ノウハウから、考え方、アプローチ方法まで応用アプリケーションの事例を交えて具体的に解説します。

  

【対象】

・研究・開発部門の管理者、マネジャー、スタッフの方
・実験技術の継承を課題としている方

  など

 【修得できること】

 ・本来あるべき実験技術の継承
 ・基盤人材戦略
 ・保有技術の可視化と情報資産化
 ・継続性と発展の両立

など

【開催日】

  2019年9月9日 10:00~16:30

【会場】

  日本能率協会・研修室(大阪)

【受講料】

 53,000円(税抜き)

 

【受講者の声】

 ・技術継承の本質は見えない領域にある、これをどう伝えるかが重要であることがよく理解できた。
 ・自部門での技術継承の取り組みの考え方の参考になりました。
 ・継承のキーポイントと実験計画・方法の考え方について、職場をイメージしながら学べわかりやすかった。
 ・継承は残すだけでは意味がなく、使い続け発展・拡張し続けなければならない。
 ・現状形式知すらできておらず、経験知はなおさらできていない。継承するものの
  本質、背景、考え方が特に開発で重要ということがわかった。

 

【主な内容】 

項目 内容
1日
10:00~16:30

1. 技術継承と暗黙知

・継承とナレッジの共有化

暗黙知形式知

・テクニックをテクノロジーに・ 情報資産化

・情報資産化

2. 実験技術継承の目的

・なぜ継承するのか

・サスティナビリティ

3. 実験技術継承における課題

・伝える側の課題

・受け手の不在

・責任と原因の帰属

・継承における心理的課題

・現場担当者任せの課題

4. 継承プロセスとキーポイント

・テクノロジー化のポイント

・重要な顕在化の方法

・プロセスフロー

・技術の可視化

・手順の後ろにあるもの

・ノウハウ・技術以外に伝えること

・継承の内的プロセス

・業務化と期限、ゴール設定

5. 継承を成功させる戦略

・経営戦略との整合

・期間の設定と時間確保

・優先順位とステップ継承

・プロジェクト化、マニュアル

6. 実験技術継承の実際

・実験プロセスの細分化

・実験スキルの分類

・作業、思考の区別

・流儀(個性)の整理

・裁量バランス

・動作の継承

・実験プロセスの比較

・実験条件、実験操作

7. 内面と啓発

・手順だけで終わらない

・ソフト要素とは

8. 技術(ナレッジ)の可視化・情報化

・外面(手順)の情報化

・パラメーターの可視化

・多元的収集と情報次元の拡大

・内面の情報化

・認識プロセスの可視化

9. 情報の評価と解析

・情報整理、構造化

・独立性と相関性

・直感的、感覚的で良い?

・プロセスとしての解析

10. 技術継承の方法(伝え方と教え方)

・継承のパターン

・継承技術のブレークダウン

認知バイアスの罠

・正しいOJT

・コミュニケーション

11. 育成と継承

・オーバーラップ

・メンタリティ

まとめ ~継承のゴール~

(まとめ~継承のゴール~)

 

イノベーションの種はどこにあるか(イノベーションの生み出し方)

 いつの頃からかイノベーションという言葉を誰もが使うようになりました。しかし、その本当の意味をきちんと理解している人は意外と少ないという現実も手伝って、思うようにイノベーションが生み出せないという悩みを良く耳にします。当然のことながら、企業活動を継続するためにはイノベーションは必要不可欠であり、誰もが生み出したいと考えます。しかし、残念ながらイノベーションを簡単に生み出せる魔法はなく、オールマイティーな方法もありません。

 イノベーションを生み出すためには、まず起点となる「種」が必要です。そこで、今回はイノベーション創出に繋がる種について書いてみたいと思います。

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20190902セミナー(表面・界面の考え方と分析スキル習得)

下記セミナーを開催します。

 お申込みは、HPのお問い合わせボタンよりお願いします。

 

【タイトル】

表面・界面の考え方と分析スキル習得

 

【概要】

 表面、界面はあらゆる技術や製品の基盤となるものであり、現在扱われる材料やプロセス、技術、商品で表面や界面が関与していないものは無いと言っても過言ではありません。この重要性ゆえに、分析手法一つにしても多種多様なものが開発され、利用されています。  
 一方で、表面や界面はまだ未解明な部分が多く、その本当の姿を明らかにして利用することは難しいものです。
 本セミナーでは、表面・界面の基礎と分析評価を中心に、その姿を明らかにして利用するためのアプローチについて、技術的テクニック・コツ・ノウハウから、考え方、アプローチ方法まで応用アプリケーションの事例を交えて具体的に解説します。

  

【対象】

・研究・開発
・分析部門の方
・製造・品質保証部門の方
・若手~管理職まで本テーマに ご関心のある方はどなたでもご参加いただけます

  など

 

【開催日】

  2019年9月2日 10:00~16:30

【会場】

  日本能率協会・研修室(大阪)

【受講料】

 53,000円(税抜き)

 

【主な内容】 

 

  項目 内容
1日
10:00~16:30

1.表面に支配される現代社

(表面に支配される現代社会)

2.表面とは

•表面の要素

•表面における現象

3.界面とは

•界面における現象

•多層膜による界面形成

•薄膜化による界面の変化

4.表面・界面を支配するもの

•界面を形成する力

•界面形成因子と評価法

5.表面分析成功のキーポイント

•表面分析の心構え

•サンプルの取り扱い

•サンプリング

•裏表の表示

•【汚染の例】両面テープによる汚染

6.代表的表面分析手法

•表面分析の分類

•表面分析に用いる主な手法と選び方

•表面・微小部の代表的分析手法

•手法の選択

7.X線光電子分光法(XPS、ESCA)

XPSの原理、特徴

•ワイドスキャン(サーベイスキャン)

•ナロースキャン(代表的な元素

•元素同定

•化学状態の同定

•角度変化測定による深さ方向分析

•ハイブリッド分析

•チャージアップ

•化学状態による違い

•イオンエッチングとダメージ

エッチング条件とスパッタレート

•イオンエッチングによるクロスコンタミ

•界面で正体不明のピークシフト

•便利なサイトやソフト

8.オージェ電子分光法(AES)

•微小領域の元素分析手法

•AESの原理、測定例

•界面拡散の分析

•AESによる状態分析例

•チャージアップ抑制

•絶縁体上の異物

•化学状態マッピング

XPSとAESの手法の比較

9.X線マイクロアナライザ(EPMA)

•EPMAの原理

•元素分布分析

•積層膜の分析例

•観察領域

10.化学構造を知る

(化学構造を知る)

11.フーリエ変換赤外分光法(FT-IR)

•赤外分光法(IR)の原理

•FT-IRの長所・短所

•測定法

•主な吸収帯

•赤外分光の構造敏感性

•指紋領域の利用

•カルボニル基の判別

•系統分析

•帰属の考え方

•全反射法(ATR法)

•In-situ FT-IR

12.飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)

•SIMSの概念

•TOF-SIMSの概要

•TOF-MSの原理

•TOF-SIMSによる化学構造解析

13.グロー放電分析(GD)

(グロー放電分析(GD))

14.形態を知る

(形態を知)

15.SEM、TEM

•表面形状と組成

SEM-EDS組成分析

16.走査型プローブ顕微鏡(SPM)

•主な走査型プローブ顕微鏡

•形態観察におけるAFMの位置づけ

•位相イメージング

17.界面分析

•樹脂/金属の界

•界面評価の重要性と課題

18.解析の実例

•UV照射による化学構造の評価

•表面構造変化の解析(XPS)

•気相化学修飾法

•化学修飾法を用いたTOFイメージング

ポリイミドの表面処理層の深さ方向分析

•PI/Cu/Si界面の解析

19.仮説思考による研究開発と問題解決

(仮説思考による研究開発と問題解決)