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目標を達成するための考え方、条件

 何事も目標を持つことが重要であるということは、様々な場面で耳にしてこられたと思います。しかし、いざ目標を考えよう、設定しようとした途端、どうやって考えれば良いのか、どんな目標を立てれば良いのかという根本的なことが分からないというジレンマに囚われることは少ないありません。

 そこで、今回はどんな風に目標を考えれば良いかということについて書いてみたいと思います。

  基本的で根本的なことですが、言うまでもなく目標は自分のものでなければなりません。当たり前すぎて、何をいまさらと感じられた方も少なくないでしょう。しかし、良く考えてみてください。それは本当に自分の内面から沸き立ってきたものでしょうか。例えば、こうあるべきでなければならないとか、こうでなければならないという使命感、義務感のようなものを起点としたものではないでしょうか。

 

 使命感や義務感も大事ではありますが、自分が本当に望むものとは別であることが一般的です。すなわち、自分の内面とは距離があるということです。そのような場合に問題になるのは、何とかして早く済ましたいという、単純に「こなす」ということに意識が言ってしまいがちであるということです。そのため、より良い結果、ベストを尽くす、ベストを超えるという目標達成のあるべき姿勢とはかけ離れて、最低限の合格点で満足してしまうことになります。

 

 したがって、目標を設定するときには、使命感や義務感で考えるのではなく、自らの望みとしての願望や欲求を考えることがスタートすると自分の目標として考え、実行することができます。

 

 そして、もう一つのポイントとなるのが、「目標の理由」です。なぜ目標に理由が必要なのか、と感じられた方も多いと思います。通常は目標の話をするときに根拠という言葉は出てきません。しかし、目標を確実に達成し、さらに、ベスト尽くす、ベストを超えるという理想を実現するためには、理由がとても重要になります。

 

 目標の達成は容易ではなく、困難を伴います。そんな時にふと頭をよぎるのは、なぜこんなに努力しているんだろう、という考えです。ここで気持ちが萎えるのを支えてくれるのが理由です。すなわち、この「目標の理由」とは言い方を変えると、目標達成のための努力をする理由、と表現できます。まさに、なぜこんな努力をしているんだろう、という問いに対する答えです。

 

 「目標の理由」と似たものとして、「目標の根拠」も大きな力を持っています。一つには理由と同じでその目標を達成する根本になるという側面、もう一つは、努力すればその目標が達成できるという、まさに根拠です。前述のように、目標達成には困難を乗り越える努力が必要です。その背景には努力をすれば達成できるという前提が存在します。この前提が崩れた時、人は心が折れて、努力できなくなります。そのような状況を生まないためには、達成できるという根拠も重要になります。

 

 いろいろと書きましたが、ひっくるめて表現するならば、目標を「自分事」と認識することがとても重要だということです。願望、理由、根拠、全て自分で決めることであり、自分の中から創出されるものです。したがって、自分事、と言うことになります。

 目標があってこそ人は困難に立ち向かえ、それを乗り越える努力ができます。ここで書いたことを参考にしていただき、「自分の目標」を設定してください。

 

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