JRLテックログ

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やれと言うならやります

 従業員10人前後のいわゆる中小企業から、東証一部上場の有名自動車メーカー、電機メーカーなど様々な企業のコンサルティングをさせて頂いています。その中では色々な経験をすることになるのですが、中には目を疑うような光景を目にすることがあります。今回はそんな例を紹介したいと思います。

 

 あるクライアントでの定期ミーティングの中で、色々とディスカッションをした結果あることを実施するということに決まりました。そこで、その部署の責任者である部長さんが確認の意味を込めて主担当者の従業員の方に、「じゃ、今決まった通りに実施をお願いします、良いですか?」といった確認をしました。しかし、その後に目を疑う光景が飛び込んできました。その言われた従業員の方は、どのように返答したと思いますか?

 

 なんと、「やれと言われればやりますが!」と言い返したのです。

 

 その従業員の方は決して新人というわけではなく、課長手前の中堅社員という立場で、部下ではないが若手に指示や指導もしながら業務を行います。そんな立場の人がこのような返答をするのを目にして、我が目、我が耳を疑いました。もちろん、頭ごなしにやれと言っている状況ではなく、それまでに芽―ティングの中で十分に議論をして、その従業員の意見も取り入れながら全体のコンセンサスを取って実施するという結論を出しています。従って、その部長さんからすれば、「あとはよろしくお願いします」というぐらいのニュアンスで、本当にさらっとした確認の意味だけで言っていたはずです。それに対する応答がこれですから、頭を抱えてしまいます。

 当然ながらこの応対を見て、もう一度それぞれの理解と認識を確認して、やらされ仕事としてアサインしているのではないということも含めて指導させて頂きました。

 

 皆さんの会社でも似たようなことは起きていないでしょうか。上司の言うことには逆らわず、yesと言う、ということではありません。きちんと議論すべき所はするというのは本来の姿ですから、異を唱えること、納得できないことを伝えることは当然ながら悪いことではありません。しかし、今回のように全員で出した結論、自分もその議論に参加していた結論に対して、自分は納得していないというような態度を取るのは受け入れられません。納得できないのであれば議論の場で意見をぶつけなければなりません。

 

 こんなことでは組織としての力を発揮することはできません。

 

 こんなようなことが、やはりコンサルティングの中では日常茶飯事とまでは言いませんが起こります。特に、コンサルティングについては、その実施は上層部の判断で行うことも多いので、その点のコンセンサスを取ることには苦労することもあります。しかしそれでも、コンサルティングによるメリット(うれしさ)、自分たちも成長できるというようなことを具体的に示していくことで納得を得られています。そういったこともコンサルタントの腕の見せ所であり、マネジメントの方たちに対する、どうやってコンセンサスを形成していくのかという教育でもあります。

 

 部下の意識、モチベーションが低い、コンセンサスが得られない、何を言っても、何をやってもやらされ仕事になってしまう。こんな課題を抱えておられる方は、是非ジャパン・リサーチ・ラボにご相談ください。ご相談はこちらへ。